「世界の継ぎ目」や、生きている図書館という世界観に惹かれました。特に印象的なのは、魔法や冒険の根底に「言えなかった言葉」「選ばれなかった想い」「名前」といった、人の心に残るものがあるところです。目立たない少年だったハルが、それらを読み取る“読者”として少しずつ世界の奥へ進んでいくのも面白い。サラとの関係にも何か隠されているようで、読み進めるほど謎が深まっていきます。壮大なファンタジーでありながら、描いているものはとても人間的。この先、九つの鍵が何につながっていくのか楽しみです!