主人公・蓮の生きてきた、裏社会の殺伐とした暴力にまみれた世界に、律という異分子が入り込むことで、春の日差しのような温かさがゆっくり浸透していく感じが良かったです。とりあえず5話読んでみようと思ったのに、結局最後まで読みました。私がこうなるかなって思ってた最後ではなく、いい意味で裏切られて良かったです。私も律のごはんが食べたい。あと、仁司と友達になりたい。
行きつけのスナックで黙々と食事の用意をする見慣れない女。金と暴力に塗れた男の中に、不思議とその甘い香りが焼き付いた。しかし、男の過去は温かな場所に雲をかける……。短い中に、読みたい物がぎゅっと詰まった素敵な作品でした。やはり良い男には月と煙草と卵焼きですよ。是非読んでみて欲しいです。
もっと見る