期限は一か月ーそれまでに彼女を堕とせないと大変なことになるって!

ある日突然、自宅で大学受験勉強をしていた予備校生の深代寺幹生（１９歳）の元に、一本の電話がくる。「これから指定する女性のハートをゲットすること。期限は一か月。成功すれば、報酬は３００万円。だがそれまでにミッションをやり遂げられなければ、何が起こるかわからない」悪いいたずら、と信じられなかった彼のもとに、支度金として３０万円が贈られてくる。気味が悪くて使う気にならない幹夫。かと言って警察に届ければ命はないといわれ、それもできない。母子家庭で親に心配もかけたくない。相手の女性も同じように騙されているのだろうか、と最初に指示されたデートの場所に恐る恐る出かけていく。そこにいたのは小柄で可愛らしい女性だった。名前は森脇涼音、川向うに住んでいるという。貧乏生活をしていた幹生は、彼女に興味を覚え、３００万円が無性にほしくなるのだった。