ファンタジーによくある魔素をSFで解釈している、と言ってしまえば終わります。が、キャラとか設定とかが面白く一つの物語として面白かったです。短編なので多くは語れませんが!
状況描写は簡潔で丁寧、読めば絵が思い浮かぶ。ファンタジー要素ありがちのわからない用語ばかりではなく、導入の読みやすさと相まって世界観は入り込みやすい。ただし物語の根幹となる、主人公の発見の謎が明かされずに結末としてはもやもやが残った。その意味で短編としての出来は不十分であり、何か完結する一連の出来事に加えて主人公の発見を提示すると、続きも書けるし完結もするという流れを作れたと思う。
この小説は、近未来を舞台に、一人の若き研究者アスタの熱い探求心と、巨大な壁に立ち向かう勇気を描いた、心震えるサイエンス・サスペンスです!「再現性がない」とAIにも人間にも"棄却"され続けたたった一つのデータ。それは、生体と未知のエネルギー「魔素」の間に一瞬だけ発生した、高位相同期という美しい奇跡でした。
「一度きりの結果では科学的に認められない」これも人間が決めたことに過ぎないではないか。「科学が認めなくても確かに存在するものがある」その可能性にチャレンジして下さい。「科学の誤用」に警鐘を与える崇高な理想も持つ、精神性と科学を合わせ持つ小説。オススメです!」
普通なら見えないものが見えた時の空気の流れのようなものを描写するのが端的かつ丁寧で想像しやすかったです。背景設定が現実世界とファンタジーの中間なので、「ファンタジー過ぎてなんでもあり」ではなく、細かな部分がリアルにありそうな具合もいいと思いました。
量子力学や未知の素粒子を思わせる不思議な現象を解明出来るか?
書いていくうちにどんどん面白くなっていきそうなので、ぜひ続きを書いて欲しい。この後どうなるかも気になります。