侯爵令嬢ミランダは、自分はゲームで言うところの悪役令嬢に転生したのだと気づいて、バッドエンドを回避するために努力します。
しかしゲームの強制力なのかヒロインのパメラが登場すると、ミランダはその婚約者のオズワルド殿下をはじめとする皆から嫌われてしまうことに。
鍛え抜かれた錬金術とレベル、そして寄り添ってくれる幼馴染のレオと共にミランダは旅立つのだった――。
一見、王道の悪役令嬢ものなのですが、この作者さま前作もそうですが、キャラクターの魅せ方がたいへん上手く、いつの間にかお話に共感してしまい惹き込まれます。
悪役令嬢であるところのミランダも先の展開は知っているものの思うようにはいかず、努力する様子に寄り添いたくなる。
幼馴染のレオも魅力的で、ふたりの関係性にドキドキします。
ダミアンも素敵でしたし、個人的にはオズワルド殿下にも思い入れできました。
お話作りがとても上手く、なにより読みやすい。ザマァ展開もありますが、それよりも1話1話にとても感情移入できました。
ミランダとレオの関係がとても良いです!同志でもあり、恋に落ちてゆくさまにはドキドキしました。
オススメの一作です!
ぜひ読んで下さい…!
素敵な物語をありがとうございました…!
設定自体はテンプレ寄りですが、実際に読んでみると印象が大きく変わりました。
先の展開を知っているはずの主人公ミランダが、必ずしも思い通りに立ち回れるわけではなく、
その都度悩み、迷いながら選択していく姿が描かれています。
要所要所で主要人物の感情描写がしっかり描かれているため、
展開を追うというより、場面ごとの空気や心の動きに自然と引き込まれていく感覚がありました。
また、幼馴染のレオとの関係性も一方的な支えではなく、
互いに悩みながら進んでいくバディとして描かれている点が印象的です。
不覚にも、おっさんの私がレオにときめいてしまう場面がありました。
王道の設定を使いながら、主要人物の感情、関係を丁寧に積み重ねて物語を進めていく作品だと思います。