第9話 ファンたち

「ななみんじゃんっ!」


「すげぇ……本物だ」


「どういう状況?」


多数の声が散らばって、何を言っているのか聞き取れない。───大方予想はついたが。


「ファンたち……か」


だろうな、とは思っていた。

てか、七海とまいは一時停止している。


「そういや……奥の人にいる人は誰なんだ?」


1人のファンがそう漏らす。


「めちゃくちゃかっこよくない……?」


「可愛いし……」


おっと?

何かやばい空気になってるけど?


「あのぉ?お名前はなんて言うんですか?」


1人のファンが七海とまいを通り過ぎてここまでやってきた。……ななみんとか言ってなかったっけ?ファンじゃないの?


「監禁され……」


「監禁されたいの? 」


同時に被せて言ってきた。

……ん?


「いや監禁されて……」


「───されて何をして欲しい?」


えーと、

このファンの方……


話通じなくないか?


「まてまて」


また監禁されるのはごめんだぞ。


「えーと……とりあえずここから逃げたいんだよ、俺は」


そう言うと、


「いやいや───こんな可愛い子……逃がしたくないんだけど?」


……あはは。

逃げよう。


「窓から飛び降りたら人に当たるし……」


玄関にも大勢のファンがいる。

……それじゃあ、やっぱりアレか。


俺はスマホに手を取る。


「110っと」


うん。これが最善だろ?





「終わったあああああ」


俺は、自宅に戻ることに成功した。


「まいも七海も事情聴取されてたな」


まぁ当然だろう。

俺もされたけど。


「ちゃんと正直に言ったから……ワンチャン逮捕……か?」


てか、まだ俺にも警察に用があるらしいしな。


「ん……」


俺は今先程、【Clan】を付けた訳なのだが……

とあることに気付いた。


「D……LC……だと?」


いつの間にか実装されてたDLC。


……税込6700円。

頭がおかしい。


「金がねぇよ……」


どうしよう。

───あ。


「今流行ってるレンタル彼氏とかやったら……すぐ溜まるか?」


ありかもしれないな。


「よし、やってみっか」





───とある掲示板。


『ななみんの家に女性が居たらしいぞ』


『ま?』


『俺行ってみたけど超絶美人だった』


『私もだけど、めちゃくちゃカッコよかった』



───中略。



『誰か……特定班を頼む』


『了解』


───秘密裏に、龍の存在は広まっていこうとしていたのだった。


───────────────────────


◆◆◆大事なお願い◆◆◆


 面白いと思っていただけましたら、フォローや☆評価をしていただけると嬉しいです……!!!


 作者にとって非常にモチベーションになります!!

 何卒、宜しくお願いします!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る