神に呪われたとき、キャンパスで何をすべきですか?

@hwhyonr

第1話 あしらわれた

『私の名前は海闘雲散霧。日本の普通の高校、雲海高校に通っています。』

今は、重くない鞄を背負って登校中。

他の生徒と同じような行動をしているように見えるけど、特に変わったことはないよね?

みんな、友達や幼馴染みと一緒に登校している。友達はいない。

他のクラスメイトたちは、朝起きた心地よさを持っている。そして俺にもない。

首から上は頭と髪しかない。俺も同じだけど。

他の生徒たちよりも二つほど出しているのは、マスクとサングラスだ。

普通、学校にはこんなものは必要ないよな?

実際、必要ない。無理やりでなければ。

そう、私は呪われている。神に。

その言葉を聞いて信じてもらえないかもしれないけれど、それは本当だ。

そして今、私が着けているマスクとサングラスは、呪いの副作用を避けるために使われている。

小学校低学年のある日からだろうか。私を呪う神に、私は偶然会った。

具体的な神の姿は覚えていない。ピンク色のスカートを着て、薄暗い光に包まれた神は、身体の輪郭しか見えない、背の高いお嬢様だった。

そんなことを言っても信じてもらえないかもしれないけれど、それが私の本当のことだった。

その神秘の神は、彼女の容姿を見失っていた。でも、それでも気づいた。彼女が私に言った言葉の一つで。

そのとき、彼女はこう言っていた。

『めでたしめでたし』

彼女はそう言って、たった一言だけ言った。その声は女で、神は、少しだけ遊んでいた。

あのときは小さかったから夢だと思っていたけど、すぐにそれが本当だと気づいた。

これまでの日々は普通だった。この日が明けてから、異様に始まった。

私は、海闘雲が晴れて、あの日までの日々は本当に素晴らしかった。悩むことはほとんどなかったけれど、それ以来、すべてが変わった。

あれから二日目、仲間の女子生徒が声をかけてきたのは、普通だよね?

クラスメイトとして、質問をするのは普通だけど。

『海闘さん、アインスタントはそんなに書いてあったのですか?』

『あ? えっと、えっと』

名前も知らない異性さんの意味不明な問いに、俺はきょとんとしてしまった。

ふと思いついたのかもしれない。ははは、と。

そんな意味のわからない事態に、俺は適当に答えた。

しかし会話は終わらない。相手はまだ言い争いを続けている。礼儀から、何度もフォローを入れて、丁寧な言葉を適当に誤魔化していく。

しかし、この状況は授業が続いている。授業がなければ、このクラスメイトはずっと話を続けているのだろうか。

つまらない授業は長いが、終わりがある。

予想外だったのは、授業が終わったとき、またこのクラスメイトがやってきて、また妙な話題になっていたことだった。

クラスメイトとはいえ、名前も知らないクラスメイトとは、それほど親しくない。

この情熱、ちょっとやりすぎたかな、と思ったときだった。

名前も知らなかったクラスメイトがまたやってきて、そのときはまず頭をポンポンと叩いてから、こう言った。

『海戦くん、授業中だね。まだやってないよ?』

まだ少し怒っているような口調で語りかけてきたのは、どこかで聞いたことがないクラスメイトだった。

『痛い』

『ていうか、授業終わったばかりじゃなくて、課題終わるの?』

俺はそう言ったのだが、相手の答えには理性がなかった。

『君が課題を呼ばない口実じゃない!』

そう言ってくれたのだが、課題を終えたばかりだというのに。

仕方なく作業に没頭していると、先ほどの同級生がまた話しかけてきた。

『海闘さん。あなたは、』

あああ! 知らない、聞かないでくれ、と言いたいところだけど言葉が出ない。

またこちらを振り向くと、後ろにいるクラスメイトがこちらを見ていた。

『海戦くん、言葉と課題のどちらが重要なのか、わかるよね?』

このときの相手はまた偉そうな口調だった。なんだこれ、と言いたいところだが、俺より先に口を開いたのは隣のクラスメイトだ。

『もちろん俺と大事な話をするから、作業のことはいつでも言っておこう。』

『は? 何言ってるの? もちろん作業のことだよね?』

『いえ、先に話してください。』

『教えてください。信じてません』

『いいですよ。海闘さんはどうせ私の話に付き合ってくれるんですから。』

そうして二人が隣でうるさいことになり、俺もようやく一時間の閑散とした時間を得た。

俺が立ち上がって衛生時間に向かおうとすると、また一人の女の子が駆け寄ってきた。その後を追っている女の子がいて、俺のいるトンネルを通り過ぎようとした時だった。

その前の女の子が何かに足を取られたように、鬼使いの差がこちらに転がってくる。

『はい、気をつけて!』

前の女の子が俺にぶつかり、力が足りて耐えてくれた。

暴れるのも気をつけろよ、もう

『3Qせん』

前の女の子にお礼を言われ、それから、悪戯っぽく笑っているもう一人の女の子を振り返った。その人を追っていたのだ。

友人がぶつかってきて嬉しそうにしているのが、とても嬉しい。

とりあえず、あの日からこういう面倒ごとは基本的に日が暮れて、もう耐えられない。

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