百合だけど百合じゃない
みーみ
プロローグ ミス
「ごめん、私のミスで
「...は?」
突然呼び出され何かと思ったらまさかそんなことだなんて思いもしなかった。
社長に見せられたのは、俺がお願いしていたキャラデザとまったくかけ離れていた。
俺はかっこいい”男の子”のキャラデザを頼んでいたのに、反対の可愛い”女の子”のキャラデザだ。
「最近ここの会社も大きくなっただろ?そのせいでいろいろな仕事が入ってな、ミスをしてしまったのだが」
社長の
「大急ぎでキャラデザ変えてもらうのって...?」
「私も気づいたときにいろんなイラストレイターさんに声をかけたんだがやはり難しいらしい」
「でも、俺のデビュー配信明後日ですよ?」
「だから一つ提案がある。日南くんこのまま女の子としてデビューしないか」
え?俺が女の子としてデビュー?
「無理ですよ、そんなの」
「日南くんは声も周りの男性に比べるとかなり高い。声だけ聞くと女の子みたいだ。だから結構いけると私は思うんだが」
確かに俺の声は周りと比べると高い。電話だと女の子だと勘違いされ俺の友達が彼女に浮気を疑われるのは多々あった。俺が女の子になるなんて考えもしなかった。でも俺はどうしてもVtuberにならないといけない。だったら
「わかりました。俺、やります」
「本当か?私のミスでこうなったからには活動にかかる費用は全て私が払おう」
なんかいい方向に向いたのか?
それよりも家に帰ったら完璧な女の子になれるように勉強しないとな。
あとは、Vtuberの名前やその他細かいところも変えないと。
そして俺は完璧な女の子になれるようにいろいろな勉強をした。
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