夢の記録たち

にるなえあ

家に知らない人がいる夢

 覚えているのは、自分の部屋の扉を開けたところから。部屋を出ようとして、扉を開けると廊下に出る。


 暗闇の中に知らないおじさんが立っていた。


 今にして思うとあれがおじさんだったかどうか定かでない。廊下の電気は消えており、光源は私の部屋の光だけだ。ただでさえ低身長の私よりも背が低く、異様に目が大きい。白髪だらけの髪は細くまばらで骨ばった首筋が目立つ。

 おじさんを見た瞬間に私は硬直した。怖いに決まっている。しかもおじさんは私の方を向いているので、まるで私が部屋から出てくるのを待っていたかのようだ。

 硬直しているコンマ一秒の間に私は色々と考えていた。


 誰?

 泥棒?

 殺人鬼?


 何であってもおじさんが私に危害を加える可能性が高いと判断し、咄嗟に扉を閉めようとした。私の部屋の扉は内開きだから、閉めようと思うと扉を押すことになる。おじさんの外見からして、私の体重で全力で扉を押せば大丈夫だろうと思っていた。しかし、おじさんは異常な腕力を発揮し、反対に扉を押すことで部屋に入り込もうとする。

 夢の中では上手く走れないとよく言うが、単純な『押す』という動作も上手くできないらしい。じりじりとおじさんに押し負け、ついに侵入を許してしまった。

 その勢いで私は押し飛ばされ、尻餅をついた。

 そして、見上げるとおじさんの手元が見えた。

 おじさんは包丁を持っている。

 間違いなく襲われる、と思った。

 おじさんが何か言っていたような気がするが、思い出せない。




 其処で目が覚めた。


------


 後日談になりますが、この前道を歩いていたら急に「お茶しませんか?」って声を掛けられたんですよね。

 背が低くて痩せていて、目の大きい男性でした。

 現実世界の話です。

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