概要
4月1日の噓
僕の彼女は所謂ツンデレだ。
いや、ツンツンと言ったほうが正確かもしれない。
何せ僕は彼女から一度も、『好き』と言われたことがないのだ。
告白も僕からだったし、付き合い始めてからも常につれない態度で、本当に僕達は付き合っているのだろうかと思ったことも、一度や二度ではない。
「そういえば今日って、エイプリルフールだよね」
「え? ああ、そうだね」
「じゃあ今から私、嘘吐くね」
「え?」
そう言うと彼女は、おもむろに口を開いた――。
いや、ツンツンと言ったほうが正確かもしれない。
何せ僕は彼女から一度も、『好き』と言われたことがないのだ。
告白も僕からだったし、付き合い始めてからも常につれない態度で、本当に僕達は付き合っているのだろうかと思ったことも、一度や二度ではない。
「そういえば今日って、エイプリルフールだよね」
「え? ああ、そうだね」
「じゃあ今から私、嘘吐くね」
「え?」
そう言うと彼女は、おもむろに口を開いた――。
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