失敗とリスト
ウンランがゆっくりと起き上がる。
どちらの人格で起き上がるのか。
それが今の俺達
「ウンラン……」
「何……アル……?」
人格はウンランのままのようだ。
俺達は疑問に思ったことを質問する。
次に重要なのは何を魔王と取引したかだ。
何を代償に人格が返ってきたか。
「ウンラン、魔王と話したこと覚えてるか?」
「魔王……? 魔王ってなんのことアルか?」
最悪なパターンだ。
魔王と話した内容、魔王と話したという事実、そして交わしたであろう契約、その全てを忘却させられている。
この場合、またどこで魔王が出現するかを怯えないといけない。
力があるリルとアカネは問題ないだろうが、俺にとっては致命的だ。
「もう一度催眠魔法をかけるという手もありますが……」
「それはまた魔王を呼び出した時の対処が難しいだろう。一旦ウンランにはこのままでいてもらおう」
「それしかないですわね……」
作戦が失敗した俺達
――――――――――――――――――――
「これは……?」
俺はダーフ支部長の元を訪れてある資料を手渡された。
資料は分厚く表紙には持ち出し厳禁の文字が表示されている。
「これは俺が個人的に調べていた闇ギルドとの関わりを持つギルドメンバーのリストだ。こいつらの中にお前の探している犯人がいるかもしれねぇ」
「何故これを俺達に?」
「……理由は色々あるが、俺にはもう止められなかった」
「止められなかった?」
「……これ以上は何も話せないな。あとは自分達で頑張ってくれ」
そう言ってダーフ支部長は俺達を部屋の外に出す。
「自分達でも言われてもな……」
俺はリストをペラリと1枚捲る。
そこには様々なギルドメンバーの名前と危険度を文字の色で示すものが記載されている。
……アカシアは最大の警戒を示す赤色をしている。
「……これは?」
リストに刻まれているミナカの文字列に俺は驚愕する。
……しかも色は最大限の警戒を示す赤色だ。
「まさかミナカさんが闇ギルドと……? そんなことあり得るのか?」
とてもじゃないが、ミナカさんはそんな人間には見えない。
だが……万が一がある。
全て話したあとだが、確認が必要だ。
「行くしかないのか……」
俺は決意をしてミナカさんの元へと向かうのだった。
—————
昨日寝落ちしました;;
更新できてなくてすみません…。
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