第1話 ゾンビ的ドリーム

つい最近見た夢のお話。少々面白くするため改変はするぞい。

あらすじを書くとしたらこうだろう。

1人の少年はある日大規模なパーティーに参加していた。だがそこで見た景色は…



「はぁ、人多すぎ…」

雑多に群がる人々の姿を横目に自身もその一部であることを同時に感じていた。

はしゃぎ散らかし、ビールが噴射している。

ちょっと場所変えるか…

来た建物の中は、奥に広く長く、壁には収納棚が数える気すら失せるほど一面に備えられてる。

「吹き抜けスッゴォ…てかここも多いな…」

ギュイイイイイイイン!

何かが作動し甲高い金属モーターの様な音が鳴り響く…

ぐちゃちゃちゃぢゃ!

目の前を巨大なカッターが横切り、顔に、全身に血飛沫を喰らう。

「うわぁあ!」

たまらず膝から崩れ落ちたおかげだろうか。

ギャン!

上に大鎌が横切っており、ほんの数秒遅れていれば胴体は…

しかしなんだ…周りの人間の様子がおかしい。

はしゃぎ散らかしているにしてはなんだかぐちゃぐちゃに見える。

物理的にぐちゃぐちゃの人間がいた。

ものすごい形相で人を貪り散らかす集団が目に見えて確認できる。

「あ…!うわぁあ!」

その場を離れ建物から出て別の場所に移動せざるを得なかった。

なんだよあれ!?食ってた!?ゾンビ!?

仕方なくお化け屋敷に入らざるをなかった。

「怖いの無理なんだよぉ〜…」

悲鳴が聞こえるが、この声が怯えなのか死なのか曖昧に聞こえていた。

どんどんどんどんどんどん!

真後ろの入り口に叩きつけられるかの如き音がひっきりなしに鳴り響く。「うわぁぁ!!」

目玉は飛び出し、肌はボロ雑巾よりも酷いあり様、もはや頭なし。

完全なるゾンビパンデミック。死を自覚した。

「逃げ、にげなきゃ…」奥に進むと少数の人が止まっていた。

「あの!外にゾンビが「こっちからも来たぞ!」うそだろ…

既に屋敷の中で待ち構えていたゾンビがわんさかと迫り来る。

まぁ嫌だぁ…

たちまち襲い掛かり、目の前で咀嚼音と悲鳴、臓物の産物を見届けたのち、諦めるしかなかった…



変な感覚だ…あれ?痛い…ふぐ…腹が、頭が…

われそうだ…気持ち悪い…ぅぅ…


額が青く変色し謎の形で出っ張り、肌が少し青みがかり、血が沸き立つこの感触。

あぁ俺もゾンビに…




「…ぁ…んぁ?…生きてる…?でもどうやっ…」

見渡す限り人らしいものはなく、代わりにそこには目玉と肝臓と大腸と脳と肺と骨と肉と血と歯と爪と指のカーペットしか見えない。

「邪魔くせぇこいつらなんだよこれ…」

「つーかこれうまそうだなぁ。」

拾った目玉は緑色でなんとも甘そうだ。

「ねぇお兄さん。ちょっといい?」

「誰だあてめぇ?」

「私のことはいいからさ、ほらあそこ。楽しそうなのあるよ!せっかくのパーティーなんだから」

もうあそこには行った。

「だと思ってた。うーわ天井まで赤くなってるすご。」

「ねー、昨日はもっと汚かったのにねー。」

粘性の高い肉塊を踏みしめながら奥は進む際にも銀刃は高速で壁床を駆け回る。

「あ、見えてきた見えてきた。ほら人いる!」

この女変だな…平然と死体を食べてる。隠す気ゼロだな。

「へーあそこの裏ゾンビ役の人丸見えだけどなにあれ?「あー壁たりてないねーここ作った人頭悪いよきっと」

ゾンビなんだからなに当たり前のことを…



一旦ここらあたりで終わろうかな。気が向いたらこの続き書くからさ。

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夢の話をしよう 止ヒ糸ケン(むらさきけん) @HELS

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