第4話への応援コメント
企画へのご参加、ありがとうございます!
主人公が熊だと書かれていて、最初はほんわかしたお話なのかなあと思っていたのですが…まさかの終わり方で、びっくりしました。
後半のよしきちさんが一人で秋鮭を食べるシーン、ぐっときました。よしきちさんは野生の熊にはもう戻れないんだな…、と。もう人間の真似事をして暮らすしかないんですね…。
哀しいお話でしたが、私はすごく好きです。
素敵な作品をありがとうございました!
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。
よしきちは人間ではありません。けれども、もしかしたら熊でもなかったかもしれません。
彼は人間の社会と接触する以前から、ひできちの捕った鮭を用いて物々交換による経済活動を行っていましたから。
もしもよしきちが森の中で一生を終えたとしても、それはそれで彼は窮屈さを感じていたかもしれません。
よしきちは果たして何者なのだろうかと、私は今も考えています。
琴瀬さんがこの作品を『哀しいお話でしたが、私はすごく好き』と言ってくださったことがとても嬉しいです。
編集済
第4話への応援コメント
あるいはこの"熊"は、外国人とか難民と言ったワードとも入れ替え可能な世界設定なのかなとも思いつつ読ませていただきましたが、終盤、昔なじみの秋鮭を食べようとして、自身が受け付けなくなっているというストーリーにしびれました。やるせない物語ですが、このエピソードの存在で、本作にぐっと深みが増したように思います。そして、その後の「よしきちは今でも人間の社会で暮らしている」という短いくだりも、しみじみとしたものがありますね。
十代二十代のファンタジーを愛読する人たちは、「こんな哀しい話はイヤだ」とごねるかも知れませんが w、短くも奥行きの深いこの種の物語は、私はとても好きです。
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。
この作品で一番書きたかったのが、終盤の秋鮭を食べるシーンでした。
だから、湾多さんがこのシーンに上記のような感想を持ってくれたことがとても嬉しいです。
第4話への応援コメント
つ、つらぁい……。いえ、よしきちが人の社会で暮らして行けているという事実は、彼の周囲が、彼を受け入れたことを示すのでしょう。空調の効いたところで働いて、好きなものを買って、料理の味付けを工夫して……よしきちは人間社会を楽しんでいると思います。
一方で、それは一部の本能を抑え込み、仲間や故郷と離れる行為。
現代社会においては、マイナーに属する者は、多数派のルールに従わなければならない現実を表しているなと思いました。
法整備は、果たしてひできちらの事情も勘案したものになるでしょうか……。
これは絶対に読むべき秋の作品だと思いました。ご参加ありがとうございました。
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。
この作品を書いているとき私は「自分は人間かな? 熊かな?」ということを考えていました。
路地猫さんが私の作品を読んで、コメントの内容のことを思ってくれたことがとても嬉しいです。
編集済
第4話への応援コメント
結末が意外でした。このまま本来あるべき自然に戻ってハッピー(?)エンドになるのかと思ったら、人間社会に戻るとは。自然を夢想するサラリーマンの苦悩を感じました。心にずっしり来ます。
@gagiさんのプロフィールの「冬眠」を見て、もしかしてファンタジーではなく自伝?
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。
僕は勉強をしなくちゃヤバいんです。勉強というのは学生だけのものではありません。
カクヨムで遊ぶのを控えて、一日における勉強の比重を高めることを冬眠と比喩しました。冬くらいまでには勉強を再開しないとヤバそうと感じたので。
そして、それは今現在できている様子がありません。
私の方針がぶれているから説明の文章は消してしまったのですが(後悔しています)、この作品は①熊がテーマの企画②秋がテーマの企画③食べ物がテーマの企画の為に書きました。
作品内の『よしきち』は村上春樹さんの短編『蜂蜜パイ』に出てくる計算が得意な熊『まさきち』がモデルです。
私のことを『よしきち』に重ね合わせれた部分もあります。
けれど大部分は「計算が得意な熊が人間の社会で蜂蜜パイを売ったらどうなるだろう」という想像によって書かれています。
あと、蜂蜜パイを売るのは流石に被せすぎかなと思って、この作品の『よしきち』は『はちみつのタルト』を売ることにしました。
けれども少なからず、作者である私の断片がこの作品の中にあることは事実です。
だから天空さんが私の文章をよんで「自伝かな?」と考えてくれたことは嬉しいです。