第36話 登場人物

 人物名 状況と主な問題


 石山 剛 【主人公】 PTSD、重度の不安障害、腰痛、股関節痛、尿失禁、運転不能。心は妄想的な復讐に囚われている。


 金田 大介 【暴力の元凶】 暴行の過去により三度解雇。ハンマーで襲われ、命を狙われる。自身の暴力の根源が過去の虐待にあることを悟る。


 水野 雄太 【抵抗者/闇落ち】 胃潰瘍、恋人入院。闇バイトで高収入を得るためスリに手を染める。肉体は強靭(ボディビル準優勝)だが、精神は弱い。苦鬼駅テロに遭遇。


 美咲 水野の恋人。水野の戦いに巻き込まれ、重度のうつ病で入院中。水野の行動の最大の動機。


 田辺 先生 石山の短大時代の恩師。ロシアで銃弾を受け下半身不随。石山に苦しみの相対化と生きる勇気を与えた。


 佐伯 先生 悪山メンタルクリニック医師。石山にPTSDの診断書を交付し、彼に「戦う資格」を与えた。


 佐野 コーチ 水野のジムのコーチ。水野の肉体的な才能を見出し、「正当な評価」の場を与えた。


 小野 元同僚。金田の過去を介護施設の上司に暴露し、金田の三度目の解雇を招いた。

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