∀

　人は性別の区別もない生物から生まれ堕ちた

　それは、祝福と慟哭を持って形を作った

　そして時を経て、増えていく

　欲と希望にまみれてチキュウを介して増え続けた

　おろかで、とうとくて――――存在して消えて然るべき同天秤を持ち得る存在

　僕は、その存在として存在している――――あなたもあなた達も

　人は∀独りよがり――――

　最終的に立ち返るところは独りだ

　反証はしない

　ただ、同列しよう

　結末の一瞬までは1が2になり無限になりえると

　だから、感じて――――拒否して受け入れてわかったふりをしよう

　自分の薪をくべられるのはお前だけだ

　葛藤しよう助け合おう　

　死ぬのにはカネがかかる―――君がいてもいなくても知らない？

　僕は知ってるよ？

　知ってるわけ無いだろう？

　まぁ、僕の好きな作品の受け売りだけど

　少なくとも、僕が今作れる言葉は限りなくゼロに近い

　∀を語れない状態で∀を語ろう

　おめでとう、ありがとう―――一緒にいてくれるこの存在達

　【チキュウ】は一つで無限だ

　はじめまして