主人公ステラは精霊に愛される魔女の家系に属していますが、
それは祝福ではなく、「十六歳で贄になる」という逃れられない宿命でした。
本作が印象的なのは、精霊という本来“守護者”である存在が、
人間を救うどころか、世界を歪め、壊していく側として描かれている点です。
なので、主人公ステラは理不尽な世界で「この大嫌いな世界を終わらせる」という、静かで揺るぎない意志を持つようになります。
特に印象的だったのは、
精霊と「力を得るために縁を結ぶ」のではなく、
「縁を断つために契約する」という逆説的な設定です。
祝福を拒み、依存を断ち切ろうとする選択がこの物語をユニークにしている感じました!