ひとこと紹介の通りです。では(おい)
いや、真面目に解説しましょう。
真面目にレビューしていいとの許可を得ましたので(不穏な事を言うな)……いいですか、レビューをお読みの皆様。
著者のつけられている
戦術・地形・士気――すべてが生死を決める本格戦記ファンタジー!
は間違ってはいませんが、私からしてみれば間違っています(大丈夫かこいつの日本語)。
内容は普通に熱血少年漫画風バトルファンタジーです。
恐れずして読みましょう。
いや、正確にはダークファンタジーです。
序文はこうなっています。
西の辺境――
朝焼けは血に染まり、
村の鐘は鳴らなかった。
広場の門前。
木の枝に吊るされた村人の死体が、朝風に揺れている。
その肩に群がる黒いカラスが、赤黒い肉を無心に啄ついばんでいた。
どうですか? 最高では?
この序文を読んで心を掴まれたあなた、そう、モニタの前のあなたです。さぁ今すぐこの世界に飛び込みましょう。
敵の帝国には八将と呼ばれる幹部がおり、それぞれ猛烈な特殊能力を持っています。
対する人類軍はというと!
後は勇気だけさ……(おい)
人類に果たして勝ち目はあるのか?
(いや、帝国軍は別に人類殲滅目指しているわけじゃないのでこの表現もちょっと違いますがまぁ、そこはそれ、ノリと勢いということで)
軍隊同士のぶつかりあいもありますが、私個人の感想ですと、二章まで読んだ感じでは英雄同士の戦いが勝敗の行く末を分ける感じなので――戦記物というよりは、やはり私からしてみると熱血少年漫画風(略)なんです。
ですが、逆にそれが読み易くしていると思われますし、ある意味この作品独自の読み味があると言っても良いのではないでしょうか。
……良いのだろうかこんなレビューで……?
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概要を読み始めたときは、主人公ロザリーナが兄を探して旅を続ける物語だと思っていましたが、いい意味で裏切られました。
この作品は亡国の王が民を守り、城を奪還しようとする中で描かれる武人たちの群像劇です。
その中でロザリーナは、傷を負い苦しみながらも生き抜いていきます。
敵味方を含めて多くの人物が登場し、壮大なファンタジー戦記として描かれています。
特に擬音を多用した描写は、戦場の光景が目に浮かぶようでした。
主人公ロザリーナは寡黙で誠実で強く少し不器用、私にとても刺さる人物でした。
そのため個人的には、もう少し活躍を見たかったという思いもありますが、いずれ描かれるであろう続編に期待したいです。
特に、壮大な戦いの群像劇を読みたい方におすすめです。
凄まじいまでの重厚なダークファンタジー&本格戦記。もしかすると、アニメ化まで出来るポテンシャルがあるかもしれない。
本作の魅力は、とにかく緊張感があるところ。主人公のロザリーナは決して無敵じゃないし、一人の力で全てがひっくり返るような生温い世界ではない。それでも行方不明になった兄を探し求めて、剣を片手に彷徨い、敵を屠っていく様はまさに『修羅』。そんな彼女だからこそ、時折見せる姫としての優しさや気品がより際立って魅力的に見えるというものだろう。
とにかく、テンプレに飽きた人達に刺さる作品に間違いない。このレビューを読んでるそこの君、今すぐ読むんだ……!!
主人公ロザリーナはかつて別れてしまった兄を探し続けています。
旅の目的はそれのみ。
旅の中で色んな人たちと出会います。この絶望的な世界で必死に生きている人たちと。
そんな人たちと交流し、かつての仲間とも出会います。
かつての仲間と出会う場面は個人的にとても好きです。
寡黙で表情の崩さないロザリーナが守れなかった者たちを想い、悲しい表情をする。
ですが、仲間たちに慕われていたことが良く分かります。
主人公から積極的に何かを語るようなことはしません。
ですが、その行動が、想いが、連鎖し、他の登場人物に影響を与えます。
戦闘描写も圧巻ですので、皆様是非お読みください!!
魔王に蹂躙された世界を独り歩む、美しき剣姫・ロザリーナ。
序盤から息つく暇もない防衛戦が展開される本作は、一振りの剣が戦局を左右する圧倒的迫力の戦記である。
彼女の瞳に宿るのは、可憐な姫の面影ではなく、五年前の戦で失った兄を追い求める凄絶な執念。 だが、その旅路の先に待つのは、かつて王国最強と称えられた敬愛する兄であり英雄・ライザリオンが魔獣を喰らい、異形と化して生き長らえているという残酷な真実だった。
旅路に立ち寄ったルドグラッド砦に迫る、四百五十の軍勢という物理的な絶望。
この世は決してご都合主義はあり得ない。過酷な戦場では、志半ばで命が容易に散っていく。
味方側は劣勢で、厳しい防衛戦。戦での防衛戦での勝ち筋は後方支援の補給が不可欠であるが助力の余裕は何処も足りていない……。
剣姫がその双剣で切り開くのは、己の運命か、それとも世界の終わりか。
華麗かつ峻烈な剣戟描写と、逃れられぬ宿命が交錯する、大人のための本格戦記ファンタジー。