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概要
あなたが育てたものは、神か。それとも、餌か。
昭和四十二年、山間の村。
子供のいない夫婦の畑に、手のひらサイズの「それ」が落ちていた。
「おなか、すいた」
人の形をしたそれは、米を食べ、一週間で子供ほどの大きさに育った。
夫婦を「おとうさん」「おかあさん」と呼ぶようになった。
「ぼくは、神様かもしれない」
だが、それは病気になった。熱を出し、苦しんだ。
神は、病気にならないはずだ。
「もし、あれを食えば——永遠の命が手に入るかもしれん」
夫は斧を振り上げた。
妻は目を閉じた。
子供のいない夫婦の畑に、手のひらサイズの「それ」が落ちていた。
「おなか、すいた」
人の形をしたそれは、米を食べ、一週間で子供ほどの大きさに育った。
夫婦を「おとうさん」「おかあさん」と呼ぶようになった。
「ぼくは、神様かもしれない」
だが、それは病気になった。熱を出し、苦しんだ。
神は、病気にならないはずだ。
「もし、あれを食えば——永遠の命が手に入るかもしれん」
夫は斧を振り上げた。
妻は目を閉じた。
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