無題

皐月風

第1話

その日、俺たちは、宇宙の狭間で、追いつ追われつ、戦っていた、相手は、名うての、お尋ね者、そして、俺は、宇宙局の探索を命じられた派遣ポリス、二名1組で、互いに囲んで銃撃戦になり、片方は、負傷

「待て、指名手配犯、ゆるさんぞ!」

「待てと言われて待つバカがいるかよ!やれるもんなら、捕まえてみろ!」

(クソ、とっくに、弾切れ!あっちも、同じはず)

すると、やつに、後ろに回ったのは、なんと、負傷してるはずの、相棒、

「よせ!やつは、心を読んで動いてる」

俺の声に、敵の放つ波動を、上手く交わしたが、二発目が…………

俺は、間に飛び込んだ、そして、まともに、その波動を、食らって飛ばされた

暗く闇の時の狭間に、しかも、飛ばされる時、闇雲に相手を掴んで………:…!

まるで、吸い込まれる様に、あいつも、相棒を、掴んでいた。3人は、暗闇の中、まるですべりおちるように、そして、意識も、伴って暗くなった。

どのくらい、時間が定まらないが、ふわふわと、真綿に包まれたような、暖かさに、包まれて目覚めると、目の前にやつがいた

「おい、もう、にがさんぞ!」

「逃がすも何も、呑気に寝てる場合か、検非違使や陰陽師に、見つかったら、おわりだぞ!」

「お前、その衣装、なんの真似だ?」

「俺は、まだ、マシだ、お前は、自分をみてみろ!」

「えっ、何?これしっぽ?」

「あぁ、お前と俺は白狐、しかも、手配書ずみのな!」

「はぁ?何なんだ?」

「こっちが、聞きたいよ!それ早く人になれ、その姿だと、すぐ見つかる」

「お前なら、さもありなんだが、何故、俺まで、俺は、ポリスなんだぞ!」

「知らねぇよ、ごちゃごちゃ行ってねぇで、着替えろ、この時代の衣装だ。」

どうやら、ここは、平安の世界らしく、二人でふもとの村まで、降りた。

「おい、隠れろ!検非違使だ。」

「あっ!村の巡回か?あれ?あいつ、相棒だ!」

「しっ静かにしろ、見つかる!」

何故か、相棒は、検非違使となり、村人達に、この辺に、白狐がでたと、噂を、確かめにきていた。(あぁ、もう、何がなんだか、そうか、あの波動をつかった時点が、もしかしたら、特異点だったとしたら、次元をすり抜けて、あらぬ場所に来たのか?)

「お前が波動なんか、打つから、特異点だったんだよ!」

「はぁ?特異点なら、信号なり、ブイ置くのが宇宙局の、任務じゃないか、俺は、被害者だ」

「お尋ね者が、被害者面するな!」

「まあ、今じゃ、お前も、立派なお尋ね者だけどな!」

「はぁ?俺がお尋ね者?」

「お前が、ゆっくり、おねんねしてる間に走り回って、現状把握と、逃げ場の確認さ、こっちは、逃げ上手なんでね」

(なんでだよ?相棒の道明寺が、検非違使で、俺は、ふらちこいつと、同格のお尋ね者?なんだ?)

薮の中に、隠れて見ていると、帳面片手に道明寺が、聞き込みをしている。腕には、包帯を、巻いている。多分、戦闘の負傷のせいだ。

思わず、飛び出そうとした、俺を、

「こら!今飛び出してみろ、やつの隣にいる、陰陽師に、やられる!」

「あの、あやしげなやつ?」

「あぁ、やつの、印と、術に、かかれば、簡単に、払われる」

「払われるって?」

「何度も言わすな、不本意だが、本体は、白狐なんだぞ、妖なんだ。封印されて、払われたら、人間に、戻れないんだぞ!」

「ちょうどいい!お前封印されろ!」

「バカか、俺は、逃げの天才だ、お前の方が先に、捕まるにきまってんだろ」

(言われて見れば、目覚めた時、しっぽがあった、ふかふかの真っ白な、げっ!おいおい、転生物にしては、雑じゃないか?勇者とか、魔道士とか、聖女とか、普通人間だろ、なんで、ややこしい、妖なんてもんに、なるんだ、しかも、このお尋ね者と…………)

「行くぞ、グズグズしてると、捕まるぞ!」

「どこへ?」

「とりあえず、九尾の兄貴の、所で、まずは、術を学んで、逃げ延びる算段だ!」

「えぇー、何か不安しかないなぁ」

「まあ、今まで、学んで、エリートコースまっしぐらの、お前だからなぁ、まあ、ここに、捨てていくのも、いいけどな、相棒に、捕まって、封印されて、どうやって消されるか、見るのも、面白いけどな!」

「道明寺は、そんなやつじゃない!………と思うけど…………」(まずは、現状はあくかぁ、なんで、こいつなんだか?不安しかないんだが)

「行くぞ!着いてこい!お前さんが、気持ちよく寝て起きないから、段取りから、算段まで、全部一人で、やったんだからなっ、まっ、俺様と来るも来ないも、かってだからな!」

「今は、まだ、わかんないから、一緒に行かないと……」

「じゃあ、早くしろ、奴らに捕まったら、おしまいだ!」

奴が、ポンと柏手を、打つと白狐の姿に、仕方な

と、おもう間もなく、白く光る光線が、輝きを、放ち、向かってきた。

「逃げろ!来い!もたもたすんな!」

薮の中を、息つく、間もなく、白狐の姿で、逃げた。

「さっきのは?」

「隣の陰陽師の払いの護符だろうよ」

「詳しいんだなぁ」

「あぁ、お前が、目覚めるのに、タイムラグあったからなぁ……目覚めないなら、ほっとくかと思ったが、元の世界に、戻るには、お約束だろ、入ったもの同士が、異物扱いに、なるんだ。揃わねぇと、帰れない、その間に駆け回っただけ、情報通じゃなけりゃあ、逃げ仰せない」

「なるほど………」

「この辺りは、呪符や、結界だらけだから、しっかり、俺の後、ついてこいよ!」

「分かった、何処へ向かってるんだ?」

「九尾のお狐の兄貴の所さ」

「はぁ?あの伝説みたいなやつのところ?」

(ほんとに、いるんだ、本物の化けぎつね、まあ、白狐の俺がいるんだから、いるかぁ)

丸太くぐったり、土手走ったり、草むらかき分けたり、山の中腹まで、来ると、あちこちに、祠のような、ものが、あるところに、出てきた。

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無題 皐月風 @sathukihu-

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