「イカとタコはどこかの星から地球を調査に来た宇宙生物だった。」この書き出しから、スーパーで買い物をする日常が始まるのがいい。
物価高で生活用品や食品が値上がりし、大学生の主人公をひもじさが襲う。
家も貧乏。そんな彼の切実な日常に突如現れたのが、会話をするタコとイカである。
パック寿司の上で直立して悩むイカとタコは、自分たちが透明であると思い込んだり、堂々と地球侵略の話をしていたりと、どこか間抜けで愛嬌がある。
どこかSF感もありつつ、日常に融けこむ宇宙人たちとの交流は、読んでいてほんわかした。オチも僕好みのハッピーエンドで嬉しい。
面白かった。