霧雨に包まれた漁港の町、焔灘、ひとつの口づけと「緋の橋」の約束。死を越えても決して絆の途切れないふたりの魂が描く、切なくも美しい百合の物語です。読後、胸にほのかに灯るあたたかさと涙が、きっとあなたを優しく切なく包むでしょう。