そして最後に

ジンジャー

第1話入学

(何故だ、、なんで俺が学園なんてとこに行かなきゃならんのだ!)

桜が咲く道を歩く一人の男子生徒が心の中で叫ぶ。

(まぁ仕方がない入学してしまったんだから、、、、入学式嫌だー)

もうすぐ門をくぐる時になって余計嫌気がさしたのか心の中で叫んだ。

この男子生徒の名は冬蕾白虎。

その名のとうり髪は白く、目は虎のように鋭く綺麗な青、そして白い肌。

どっから見ても綺麗な容姿をしている彼だがこの世界では全ての人が能力を何かしら持っているにも関わらず彼は能力を持っておらずそれだからこそ学園なんて危険な場所に行きたがらないのである。

(はぁ〜蓮は何処にいんだよー)

「おーネコーこっちだぞー」

こちらに手を振っている男子生生徒の名は黒氷蓮、、この学園の生徒会長である。

「ネコー教室行くか?それとも生徒会室に行くか?」

蓮は他の人には見せない表情や仕草で白虎に聞く。

「教室には行った方がいいでしょ、、行きたくないけど」

「ははっ、、そうだなそうした方がいいかもしれん」

「式でまた会おうね」

「嗚呼」

二人は手を振りながらお互い違う方に向かって行った。

---入学式--------------

(はぁ〜つまらん)

白虎はそう思っていた。

両端は知らない奴ばかりそれに全員が全員何かしら能力がる、、警戒してもおかしくは無い。

(早く終わって部屋で寝たい)

《次は生徒会長からの挨拶です。》

(おっ、、蓮じゃーん何を言うかな)

生徒達が緊張する中一人楽しそうに舞台上を見ている白虎はそう思っていた。

「この学園に入学した生徒は皆がみな強さを求めだり知恵を求めだりしてここに入学したのだろ、、ここは強ければ勝つ、弱ければ負けるそれが当たり前それはなんであろうと、、だから能力者だけがここに入学出来ていた、、だが今年からは違う、、能力の無いものもここに来て強くなれる、、、、、そんな学園にしていく」

(言うねー蓮は大胆だよな)

関心を受けたように蓮を見ていた白虎は思った。

「強ければ上に立てる、、強さが全てだ、、、、、能力なんて関係ない勝っていればそれでいいんだ」

蓮はそれを最後に舞台から降り挨拶を終わらせた。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る