満月のふぁんしー短歌
寿 いちり
短歌 15首
三毛猫がデザインをしたかっこいい制服を着てはたらいている
イベントの人手がちょっと足りなくて赤鬼たちもきてくれている
ちょっとだけこげてしまった食パンもあわてて空をとんでいる朝
昼すぎのレトロ喫茶にねこたちのチャリもたくさんとまっているよ
満塁の9回裏の攻撃でハシビロコウがヒットをとばす
紙芝居やさんがきてて地面からもぐらの子らも顔をだしてる
佐野さんにあわせて猫はガチャのことガチャガチャということにしている
あたらしいカフェがとってもオシャレだとうわさをきいて小鳥もきてる
山猫も町までいって買ってきたタピオカミルクティーをのんでる
この森のパン屋さんにはリスたちの焼いたビスコッティーも売ってる
お荷物をたしかに受領しましたとねこの手形がおしてあったよ
宇宙から赴任してきたあたらしい上司とじょじょにうちとけてきた
前髪でおでこにもある目をかくし事務員としてはたらいている
青春は一度きりだとおにぎりは弁当箱をとびだしてった
満月はみかんのあめをなめていてちょっとほっぺがふくらんでいる
満月のふぁんしー短歌 寿 いちり @nonsense_ichiri
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます