オマケ投稿「一人がとんでもない嘘をついている話」
クライングフリーマン
オマケ投稿「一人がとんでもない嘘をついている話」
================= 基本的にフィクションです ============
むかーし、昔。ある、国の村のお話。
その村は、嘘神という神様が治めておったそうな。
「この村には借金があるんです。財産なんかないんです。」
「神様。山は、財産じゃないんですか?」
そう言った若者は、翌日川に浮いていました。
嘘神様に逆らうと生きていけない。いつの間にか、そんな世の中になっていました。
村は、年貢を集めて蔵に入れてありました。
いつの間にか、蔵の年貢が減っていました。
村長も、副村長も、嘘神も太って行きました。
隣から来た、女性村長は、「恥を知りなさい!」と言って、村長を罵倒しました。
しかし、翌月、女性村長は太っていきました。
村長選挙が行われました。
女性村長でした。
何も政治を行わない内から、女性村長は非難されました。
頭を下げているのに、「偉そうにしている」と言われました。
女性村長は、自らと村役場の人の給料を下げました。「貰いすぎだ」と言って。
また、「偉そうにしている」と言われました。
会議の時、左足から踏み出して役場に入って来たら、「いつもは右足なのに。村民をバカにした行為だ。」と言われました。
女性村長は、『落とし穴』に落ちました。
「ざまあみろ」という者がいました。
3年が過ぎ、女性村長は引退しました。
新しい村長は、また太りだしました。
自らの命を絶つ者が増えました。
村は、破産しました。
隣の村長がやって来て、驚きました。
今度の村長は、自分の足を食べていたからです。
隣の村長は言いました。
「今度から、年貢は『お金』にしよう。餓死と太り過ぎで死ぬよりましだ。」
どこかの、お話。似たような話を知ってる?
シー。スパイ扱いされますよ。嘘神様に。
―完―
オマケ投稿「一人がとんでもない嘘をついている話」 クライングフリーマン @dansan01
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