他人の夢を否定していい人なんていない

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夢を否定されたある日

 「こんなんもできないのにその進路行くんか!」


 これは僕が高校の時に言われたある言葉である。

 その時は「なんだと?」って思ってたけど今思えば自分に火をつけた良い機会だったと思う。


 高校は工業高校に通ってたし、プログラミングもやっていた。ちょっとだけね。

 でもあんまり得意じゃなかった。まぁそうだよね、授業ものほほんと聞いてただけだし。いつもテスト前だけ頑張ればいいやって感じだったし。


 でもそんな時でも進路を決めなきゃいけないときが必ず来る。せっかく工業高校で学んだのだから、大学もそれに続くところに行こうと思ってた。担任も応援してくれてたし、家族も自分の考えを尊重してくれていたから入試日まで提出するレポートとか面接も頑張っていた。


 でもあるプログラミングの実習の日、指名されたときに答えられなかったんだよね。

 そしたらまぁ案の定言われたよね。「進路がそれなのにこれも答えられないのか!?」って。普通にイラついたよね。

「なんでお前にそんなこと言われなきゃいけないんだ?」って。

「僕の人生決められるほど偉いんか?」って


 ていうか、もう合格してたから変えようがないし。

 じゃあどうするか?そんなのその人を超えるくらいのプログラミング書けるようになって見返すことしかできない。

 他人の夢を否定するような大人にはなりたくないしね。


 結局言いたいのは、本人が頑張ってその道に行こうとしているのに勝手に介入してくるのは良くないよねって話。

 夢を否定してその人のメンタル弱かったら、その人が持っている可能性とかつぶしちゃうんだよね。夢を持つことなんて無料でできることなのだからいくら見ても構わないことだと思う。

 僕が全く関係ない「司法試験受けたい!」とか言ってもめちゃくちゃ時間かければ合格できるかもしれない。


 結局夢をかなえるのは他の誰でもなく自分自身なのだから。


 夢を持つのも、チャンスをつかみ取るのも、叶えるのも結局は自分がどのような行動を起こすのかが大切である。


 この話をどれくらいの人が読むのかはわからないけど、せっかく読んでくれたのなら周りの人の夢を否定せず、素直に応援できるような人になってほしい。

 めちゃくちゃ大きな夢を持っていて難しそうでも、応援されればその応援はその人が夢に向かうための原動力になる。

 応援してくれる人がいるのといないのでは気の持ちようも全然違うしね。


 出る杭を叩くのではなくその成長を見守れる人がたくさん現れる世の中になってほしいな、と常日頃から思う。



 以上!ぽっと出の成人男性からでした!

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