道具(ツール)をどう扱うか?と言う問題提起

いつの時代もあった、道具(ツール)をどう扱うかと言うお話。

有史以来、人間は数々の便利な物を作り上げてきた。

使用するのは自由だが、全ては使用者の使い方次第である。

人を楽しませる料理を作り出す包丁が、人を殺傷するための道具になり得るように。

AIもその内の1つだが、こと創作に至っては創作者としての自負が試される。

独力で戦っている創作者が良い気分をしないのは当然の事。

その観点からももっと強く描かれていれば良かった。

それほどAIに対する風当たりは強い。

文字数を考えるときついと思うが……。

今後、ますますのAIの発展と共に、物書きならぬ、プロンプト書きが増える事だろう。

どうか物書きならAIに本文を書かせて世に送り出すのだけは止めて欲しいところである。

AIとは良い距離感で付き合っていけたらと思わずにはいられない。

用法・用量を守ってお使いくださいと言う奴である。

本作のような事はAI使用に限らず誰にでも考えられるので非常に身につまされる話だ。

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