第8話、長良川の戦い
戦いはすぐに動いて少ない利政様の軍勢では耐えきれないとして撤退を初めて森の中に逃げ込むと義龍側の者たちが追い首だと言いながら追撃をしてきていた。
良し!上手く誘い込めたかと考えながら様子をうかがっていた。
後は竹中半兵衛さんに任せるしかないけど少なくても竹中半兵衛さんなら失敗することは無いだろう。
それに竹中半兵衛さんが万が一に失敗したらそれは俺でもできなかったことになるので攻めるつもりもないのだけど。
そんな事を考えていたら敵兵が驚いて逃げ出していたのを見て上手くやってくれたのですねと思って見ていたら作戦通りに明智十兵衛光秀さんが指定した場所に火を放ってくれて敵軍は混乱しながら川の方に逃げ始めていた。
それでも火で亡くなる人がそれなりに出ていたのでかなり効果あるなと感じていた時にそろそろだなと思って俺は狼煙を上げて上流にいる野武士たちに合図をするとしっかりと役目を果たしてくれたのか一気に上流から津波みたいに下流に流れ込み始めて中流から下流付近にいた義龍側の武士たちが次から次へと流されて溺死をしていた。
滅茶苦茶に作戦が大成功してこれは行けると感じていた。あくまで遠くからしか見ていないからなんとも言えないけど少なくても劣勢な状況ではない事は理解できていた。
すると斎藤義龍側の者たちは敗走を始めて蜘蛛の子の様に散らばって逃げていた。
流石にかなりの人数が死んてしまった事が軍を維持出来なくなり相手がいなくなり利政様はこの勢いで城を奪い、中立の立場をとっている者たちを味方につけるぞと言いながら進軍を開始した。
そうして勢いがあるので中立を保っていた者達が次第にお館様側に付き始めた上に野武士たちもこの勝馬に乗ろうとして参戦を始めてきたのであった。
これならば斎藤利政様がここで死ぬ事はなくなるとして俺はとても士気を大きくなりお館様と共に進軍をしていた。
・・・・・・・・・・・・・・・
最初は半信半疑であった、わしの名前は斎藤利政または斎藤道三とも呼ばれている。
わしはここ数年前にある逸材を見つけていた一人は明智十兵衛光秀、軍学にも通じてなおかつ鉄砲の腕はかなり者、間違いなく将来は大きな人物になる。
二人目は竹中半兵衛、かのものは並外れた頭脳に軍学を持ち合わせかつて古代中国にあった蜀の丞相、諸葛孔明に匹敵するとして今孔明と評価をしている。
そして三人目である、氏家卜全の次男である寿丸になる。
この者は明らかに先程の二人よりも違う何かあると見ていた。
確かに今は経験不足で詰めが甘い点があるがそれさえなくなれば間違いなくワシを超える名将になるだろう。
だが!それでも寿丸に欠けているものがあるそれは野心だ。あの者は出世とかそんなに興味がないのだ。
ある程度の身分になってしまえばそれで満足してしまうのが欠点である。
それさえなければもしかしたら天下を狙える逸材だったのだか・・・しかし、言い換えればそれなりの身分にさせることができればとても有能な家臣として扱える事になる。
しかし、問題な点は・・・あの者に理解してくれるものが少ない事だ。
わしみたいな知恵者なら分かるがそれ以外だと扱いきれないし邪魔者扱いをされてしまうだろう。
婿殿でも扱えるのか怪しいほどでありもしも扱えないとすると・・・だがわしが生きているうちはわしの手から離すつもりは無いのだが。
この者を理解して扱えれば本当に尽くしてくれるので扱うもの次第で評価が変わってしまうとわしはそう考えている。
もしも扱えるとするとわしの中では松永久秀、婿殿に・・・もしかしたら朝倉義景ぐらいだとわしはそう睨んでいる。
そうも考えていた時にわしの耳に信じられない情報が届いた。
それは別行動でしていた部隊が壊滅になりそしてわしにとってみればとても失いたくない人材が討ち死にしたと聞かれた。
それは明智十兵衛光秀と竹中半兵衛が討ち死にしたと伝令からもたらされた。
まさかと思っていたがそれを実行したのが草たちらしくまさか、義龍め!草を使って二人を狙ったのかと考えた。
寿丸のおかげで三好がこちら側になり六角氏や浅井氏など動けないように牽制をしてもらって余計な邪魔をさせられることは無いと思っていたが抜かったわ!!草を使うとは、そうなればこちらが不利な状況には変わりはない。
いいや二人を失ったと聞けばここにいる部隊の士気も大きく低下をしてしまうだろう。
そうなれば全滅は確実、ならば今は少しでも生き残らせる為にわしが自ら囮をするほかあるまい。
特に寿丸はこんな場所では死なせてはならん。
わしが育てた弟子にしてこんな悪党でも本当の祖父の様に接してくれたこの子だけでもこの戦場から逃げしてやらなければわしは本当に救いようもない悪党に成り下がってしまう。
何よりもあれ程に幼い将来がある若者が犠牲なるぐらいなら老いた悪党が犠牲になった方が良いだろう。しかも、本当の孫にみたいに思っている寿丸との人生と引き換えなら安いものだと考えたわしは美濃の蝮として最期の騙しをする事にした。
寿丸よ、許せよ・・・お主の明るい未来の為にわしはここで礎となろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・
そしてほぼ同時刻、義龍本陣では
「卜全!この度の勝利はお主の手柄ぞ!追いついたら領地を加増して三人衆、筆頭にしてやろうぞ」
それを話していたのは斎藤義龍、斎藤利政の息子である。(※諸説あります)
そうやってはっは!有難き幸せと言って頭を下げているのは寿丸の父、氏家卜全であった。
しかし、氏家卜全は大将から褒めの言葉に恩賞まで約束されているのに考えていることは・・・・
(どうしてこうなったーー!!??)
その一点だけだった。
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