あたらしい

後輩に恋人とのことで相談をした。

「どきどきしなかったら別れるでいいよね?」となんとも他人任せの質問をした私に、「会えた!って思えなかったら別れればいいんですよ」と後輩は返した。その通りだと思った。会ったあとのことばかり想像していたけれど、まずは会えたことに心が動かなければ意味がないのだと、気付かされた。きっと後輩の言葉は、来世まで私の中に埋め込まれる価値観になった。


12月になってから驚くほど寒い。最近始めたポケモンGOは、スマホをすぐ熱くさせる。けれどその熱さすら冷ますほど、冷たさすら感じさせるほどに寒い。末端冷え性の私には少々厳しい寒さだ。


3週間の発熱が終わり、痔が治ったかと思えば切れ痔になり、それが治ったかと思えば生理が来た。11月から今日まで、心から元気だと言える日数は片手で数えられる程度しかない。私は生理の前、最中はありえないほどに寝てしまう。隣の部屋にいる弟を起こす母の耳を切り裂くような怒鳴り声が聞こえないくらいに。社会に出て働くとなった時、このままでいいのだろうかと不安になるが、なんだかんだで上手くやることだろう。そうしなければならないから。


最近ポケモンGOを始めたおかげで暇な毎日が少し彩られた。ポケモンを博士に送ると飴になって帰ってくるというシステムに少々恐怖を感じるが、オスとメスの違いや色の違い、出身によって見た目が違うこと、体重や身長の違いがあること、ひとりひとりに個性があって面白い。ナエトルを相棒にした私は、完全にこの子にメロメロだ。


体調が良くなったら電車に乗って遠くに行きたい。誰もいない、知らない人しかいない場所で、静かな街を歩きたい。ひろくて寂しさを感じることができる公園にいきたい。冬の海を見たい。観覧車に乗って、音楽を聴いて、自分のいる場所のちっぽけさを感じて暖かいものを食べて帰りたい。


どうか願望で終わらないように、心と体の健康を願うばかりだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る