第3話 出会い7
ヴィクトルは伯爵家の三男とはいえ、あの容姿だから女性が放っておかないに違いない。きっと女性を口説きなれているから、その調子で男には言うべきでないあんな恥ずかしいセリフを吐いたんだ。
あまりにも面食らって、男の僕でもドキドキしてしまったではないか。
ヴィクトルはとんでもなく鼻もちならない奴だと思ったのに、身分が上でも自分の非を認めて素直に謝れる心の大きさに感心させられた。そうかと思うと身の置き所のないような褒め言葉でノアの心をかき乱す。
ヴィクトルとはとんだ出会いをしたものの、二人は妙に馬が合い、剣術を磨き、プライベートでも街に一緒に繰り出しては大いに夢を語り、かけがえのない友情を育んでいった。
だが、そんな幸せな時は長くは続かず、戦争がはじまり、少年の時代はあっけなく奪い去られた。
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