第二十一話
すると奥さんのナエミさんは、お礼を言った。
「あんな
なので私も、お礼をと自己紹介をした。
「いえいえ。私の方こそイアサさんから、
そうしてナエミさんは、左にあるかまどに向かった。
「それではこれから、
そしてイアサさんからイスに座るように
「あの、魚をお礼に渡しても良かったんでしょうか? エルフって、野菜しか食べないのでは?」
するとイアサさんは、
「いえいえ。確かに私たちエルフは野菜が主食ですが、魚や肉も食べます。量は少ないんですが」
ふーん、そうなんだ。でもまあそれなら、私が渡したアジがムダにならずに
「ところで聞きたいんですが、リーネさんは魔法でアジを釣ったそうですね。
「いえ。私が使ったのは、
「え? 古代魔法?」
なので私は、説明した。偶然王立図書館で古代魔法書を見つけて、それに書いてあった『絶対に魚が釣れる魔法』で釣ったと。するとやはりイアサさんは、
「なるほど。古代魔法に、そんな魔法があったんですか」
イアサさんによると、やはりイアサさんの職業は
その影響で海水も温かくなり、それが原因で魚が釣れなくなっているようだ。うーむ、なるほど。そしてイアサさんは、聞いてきた。
「なのでもし良かったら、その『絶対に魚が釣れる魔法』を私に教えてくれませんか?」
「はい、もちろんいいですよ」
と私はイアサさんに、魔法を教えた。魔法を使う時は、釣り
「ありがとうございます。早速
そうして私は、少し
「ところで息子さんのノリタ君は今、学校に通っているんですか?」
「はい。現在は、義務教育学校に通っています」
ふーん、そうなんだ。義務教育学校があるのは、人間の国もエルフの国も同じなのか。でもイアサさんの話を聞いていると、とんでもなことが分かった。
「え? エルフの国では学校の授業料がタダなんですか?!」
「はい、そうです。なんなら給食も、タダです」
「え? 給食? 何ですか、それは?」
するとイアサさんは、説明してくれた。給食とは学校で出される、
私が学校に通っている時は、毎朝お母さんがお昼のお弁当を作ってくれたのだが。だからお母さんは毎朝、大変そうだった。それに比べたらエルフの国のお母さんの、
それに今日、エルフの国を見学したらエルフは
「そうですね。今この国は国王の方針で、最新魔法を研究開発しています。皆がより、簡単に魔法が使えるように。
そしてその魔法で我々の主食である、野菜も簡単に作ることもできるんです。なので我々は無理に働かなくても、食べていくことができるんです。そういう
なるほど、さすがエルフの国だなー。毎日働いて給料をもらって食べなければならない我々人間の国とは、大違いだなー。と私が再びエルフの国は進んでるなあと感心していると、ナエミさんが料理をテーブルに持ってきた。
「リーネさんにいただいたアジで、アジフライとアジのムニエルを作ってみました。どうぞ、召し上がってください」
「はい、いただきます」
アジフライはさくっと
「そう言えばリーネさんは、どうしてこの国にこられたんですか? 観光ですか?」
「いえ。私は国王の
するとイアサさんは、
「なるほど、ヒラメですか。確かにこの国でしか釣れない、高級魚ですね。昔は結構
「あー、そうなんですか……」
と私は本当にヒラメが釣れるかどうか少し不安になったが、それでもやるしかない。ヒラメを国王に渡して、三○○万ゴールドをもらうために!
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