小説の書き方を擬人化してみた⑤ラブストーリー
名前 ラブ
私はラブ。
皆さん仲良くしましょうね。
一人称 私
二人称 さん
口調 だわ よ しょう
口癖 それはきっと恋だわ。
年齢 16歳
容姿 ピンク髪 ゆるふわヘアー 瞳は丸い猫目
服装 学生服 ふわふわとした可愛らしい服を好む
体格 女性としてはやや小さい。でも出ているところは出ている巨乳。
職業 学生
趣味 ファッション雑誌の閲覧、ネイル
好物 ショートケーキ
性格 惚れっぽく自分の恋にひたむきな少女。
ファッション雑誌のモデルをやっており、学校中の貧現から行為を向けられるマドンナ的な存在。
☆
「大変よ、大変よ、大変よ、大変よ、大変!」
「何が大変なんだよ? ほら、言ってみてよ!」
「ぜぇはぁ……、ぜぇはぁ……」
「とりあえず、しゃべれないくらいに大変だってことは分かったよ。ほら、水でも飲んで……」
「ほくごくごく……、ぷはぁ。
それで何が大変だったんだっけ?」
「ぼくに分かるはずがないだろ!」
「思いだしたわ! 援交よ! 援交! 今、私と同じくピンクの髪のちっちゃな女の子がおじさまと手をつないで歩いていたのよ!
今すぐ行って、その子を保護しましょう!」
「待って……、その子の髪型はツインテールだよね?」
「どうしてわかったの、もしかしてその子はあなたの友達!
私の友達の友達を毒牙にかけるなんて!」
「大丈夫だよ、もしぼくが考えている通りなら、犯罪性はないから」
「つまり、親戚ってこと?」
「違う。けど、僕の想像が外れてるってこともあるし、案内してよ」
「やっぱり、あのおじさんは犯罪者だったんだわ! だって、警察に職質されているんだもの!」
「いや、僕の考えだとあの人はすぐに解放されるよ、ほらね」
「確かに、でもあんな可愛らしい子があんなおじさんを連れて歩いてるのは変よ。
きっと何かがあるんだわ」
「いや、何もないよ、だって」
「あなたね、何かが起こった後だと遅いのよ!」
「とりあえず作戦をたてましょう。私たくさんの恋愛小説とか少女漫画を読んだから、どうしたら好感度が上がるかわかるわ!
そこからどうやったら好感度が下がるか考えていきましょう」
「これ、本当にあてにしていいんだよね!」
「それで、君が言う恋愛の法則は何だい」
「ふふん、聞いて驚きなさい、私は恋愛を2項目、3要素に分解したの。
つまり、引っ付ける力と引き離す力に2項目。
献身、独占欲、秘密の共有の3要素」
「この考えを武器に、あの男に好感度を下げさせる行動をとらせるの!」
「好感度を下げる最初の事例は独占欲よ。
好きな人には自分だけを見てほしいって思いを利用するわ」
「つまり、浮気はダメってことだよね」
「そうだわ。あの親父があの」
「萌さんだよ」
「萌ちゃん意外に鼻の下を伸ばす姿を見せつけるの」
「ならお願い」
「え! 私」
「だってぼく、ラブちゃんみたいに可愛くないし……」
「せめてじゃんけんにしない!」
「「じゃんけん、ぽん!」」
「勝ったよ」
「負けたわ!」
「仕方ないわね、私が行ってくるわ」
「あの、おじさま。私と……」
「君まだ学生だろう。パパ活なんてやめたまえ」
「え! あの、その!」
「少ないが、これで今日はまっすぐ家に帰りなさい」
「なんというか、とってもいい人だったわ」
「ラブちゃん、懐柔されてるよ!」
「恋愛の三要素、其の2。
献身。相手が自分に対してここまで尽くしてくれるって思いがこれよ。
人は誰かに施しを受けると、それを変えなさいと思う。
その関係性が恋愛を生むの!」
「つまり、利益を独占しようとする強欲が出てくれば好感度が下がるわ」
「今千円もらってたよね……」
「じゃあ、この案は没ってことで……」
「恋愛の三要素、其の3。
秘密の共有。
壁越しに告白、相手の思いを聞くのがこれね。
他にも、聞かれたくない話を相手に知られるとか」
「つまり、今の状況だよね!
伏ちゃん、今日は私を付けてい一体何をしてたのよ!」
「ご、ごめんなさい! 店長」
「え! 店長。それってつまり……」
「この人成人済みだよ」
「速く言ってよ、それ!」
「だって、ラブちゃんが話そうとしたのに止めたし……」
「つまり、あそこにいるのが店長さんの恋人ね」
「え! 違うよ! あの人は私がHなことをしてあげるとお金を払ってくれる雄豚3号だよ!」
「伏さん。悪いんだけど、店長押さえてて」
「え! いいけど」
「おじさま、今すぐその女と別れて!
何かが起こった後だと遅いのよ!」
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