ミンスデ・ソロウィン（Minsthex Solowyn）

年齢：28

職業：傭兵

コードネーム：ブラッククラッド・レイヴン（Blackclad Raven）

身長：177cm

藍黒色の短髪。深緑のジャケットに黒いシャツ、黒のパンツと軍用ブーツ。

左目は翡翠色、右目は義体眼で琥珀色をしており、使用時には金色のデータ光が走る。

左腕にはサイバー・メック義体を装着。黒手袋のように見えるほど精巧に造られている。

《義体アスガルド（Asgard）》

自由に形態を変化できる義体武装。

主にクロスボウとして使用し、ウイルスを仕込んだ矢「ハックスパイク（Hackspike）」を放つ。

防御機能も高く、外部システムへの侵入・防衛を行う。

《太刀》

刃渡り約九十センチの銀の大太刀。

「カリ＝ハックキネシス（Kali-Hackkinesis）」と併用し、瞬速の斬撃を放つ。

特殊能力：カリ＝ハックキネシス（Kali-Hackkinesis）

感覚と身体能力を極限まで引き上げ、時間が止まったような状態に突入する能力。

通称「KHK」。

ただし、体力の消耗が激しく、長時間使用すれば心臓に大きな負担がかかる。

右目の義体眼は通信・分析・焦点調整にも使用可能。

性格

寡黙で冷静。

理性的な態度の裏には、賭博と酒に逃げる虚しさがある。

「信頼」や「感情」を遠ざけているが、実際は情に厚い。

概要

名義上は都市治安局に所属しているが、実際はシュペール・エナジー社総裁直属の傭兵。

特権を与えられ、政府機関に自由に出入りできる。

だが実際は企業に縛られた“兵器”に過ぎない。

幼少期に家族からの暴力を受け、妹と共にエクリプス・ワードで生き延びた。

後に企業の実験体として売られ、PTSDを患い、薬で発作を抑えている。

妹の記憶をクナブラ・ヴィタイに保存し、企業に従う代償としてそのデータを人質に取られている。

賭博と酒が唯一の娯楽で、夜な夜なカジノに姿を見せる。

クルンツ・オルセン（Krunz Olsen）／キュノソウラ（Kynøsøura）

年齢：23

職業：メカニック／ハッカー

身長：190cm

外見（通常時）

茶髪をジェルで整え、赤い双眸が印象的。

白のコートに青い裏地を合わせ、光の角度によって色彩が変化する。

防弾仕様であり、クリフォト・システム（Qliphoth System）と連動して監視カメラを撹乱する。

身体は改造済みで、父の開発した高速ニューラル・チップを搭載。

ツールや接続アームを展開し、侵入作業を補助する。

外見（キュノソウラ時）

黒のマントと鉄色マスクを纏い、声も変換して正体を隠す。

武装：クリフォト・システム（Qliphoth Hacker Armament System）

十個の異なる色の立方体で構成される支援装備。

通常はアクセサリーのように装着されているが、

起動時には赤い菱形の光を放ち、衛星のように旋回する。

データ侵入、ウイルス注入、情報複製のほか、

演算によって浮遊砲・長槍グラム（Gram）・盾アスピス（Aspis）などを形成。

幻影を生み出し、現実と仮想の狭間で戦うこともできる。

性格

饒舌で皮肉屋。

気に入った対象には執着し、飄々としていながらも計算高い。

事前調査を怠らず、無計画な行動は取らない。

概要

ルーティング・サン・シティの名門大学を卒業後、個人工房を経営。

義体の修理やチップ調整を請け負うが、

その正体は伝説のハッカー「キュノソウラ」。

初登場でシュペール・エナジー社のネットワークを半壊させ、

ファイアウォール《インフェルノ（Inferno）》を開発させる原因となった。

父の死の真相を追うため、そして復讐のために暗躍する。

当初は企業に従うミンスデを軽蔑していたが、

次第に彼の内にある痛みを理解し、心を揺らしていく。

マサムネ（Masamune）

銀白のボディに青い冷光ラインが走る。

ミンスデの愛車。

もとは廃棄寸前の不良品だったが、

彼の手で改造され、忠実な相棒となった。

AI音声を搭載し、人間と会話することができる。

車内には応急医療キットや武装を完備。

ガレシア・ソロウィン（Galethia Solowyn）

雪のように白い長髪。

右側の前髪に淡いピンクの薔薇飾りを付け、左側を三つ編みにして肩へ垂らしている。

兄と同じ翠緑の瞳を持ち、淡青色のオフショルダードレスを纏う。

ミンスデの妹。すでに故人。

その記憶データはクナブラ・ヴィタイに保存されている。

ヴェロニカ（Veronica）

年齢：28

職業：都市治安局（D.C.O.）所属「特殊犯罪捜査課」上級官。

金色のセミロングヘアに深い蒼の瞳。

スーツを着こなし、冷たくも妖艶な雰囲気を漂わせる。

口調は時に艶めかしく、時に冷淡。

ミンスデをからかいながらも一定の距離を保つ。

都市治安局の上級官であり、ミンスデとは旧知の仲。

互いに曖昧な関係を保ちながら、任務では協力関係を築く。

テオハート・シュペール（Theohart Shupearl）

年齢：60代

職業：シュペール・エナジー社 現総裁。

屈強な体躯を持つ大男で、常に黒いサングラスを着用している。

ルーティング・サン・シティの利益を最優先し、他者を駒として扱う。

異常な支配欲と収集癖を持ち、都市に対して強い執着を見せる。

シュペール・エナジー社の最高責任者であり、ミンスデの直属の上司。

その子どもたちは議会や行政統合局の中枢に送り込まれ、

都市を完全に支配する体制を築いている。

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