2話

正直腹が減ってどうにもならない。前に見たやつは人間というらしい。どんぐりはあまり取れなかったから木でできた大きい塊の近くにあった柿の木で柿を取ろうとしたら困った。足のあたりに何かがあたった。とりあえず逃げることにした。

次の日はまだ餌が足りない。他のクマからおれと同じ場所にいるなみたいなことを言われるしどうしようもないのでまた柿の木の近くに行くことにした。

クマじゃない二足で歩く何かを見つけた。柿の木で柿をとっている。なぜかむしゃくしゃしたので爪で引っ掻いた。するとあっけなく倒れてでかい音で何かを喚いている。何を言っているのかわからなかったが細長いところを引っ掻いた。すると赤いやつが流れてきた。しばらくするとそいつは動かなくなった。

足みたいなところを噛み付いてみると筋張っていて噛み砕くのに結構手間がかかる。ねずみとか鹿とは違う味だ。あまり美味しくはないが腹は一杯になる。動かなくなったそいつをとりあえず穴蔵まで持っていくことにした。雨が降っているので早く戻りたい。

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生態系の変遷、人間との共生 @takahirohorii12

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