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【短編】ワールドエンドガールフレンド

【短編】ワールドエンドガールフレンド

むーん🌙

おすすめレビュー

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★★★
★22
8人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 狐囃もやし(こばやしもやし)
    235件の
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    ★★★ Excellent!!!

    もしかしたら世界は終わらないかもしれないけど、これだけは伝えたいんだ。

    主人公テルオ。

    彼の住む地球には隕石が迫っており、世界の終焉が物語られていた。

    それが今日、地球最後の日である。

    肉眼でも視認できるほどにまで隕石は接近。

    人間たちは最後の瞬間まで己を突き通そうと楽しんでいた。

    テルオ宅はすき焼きで最期の晩餐を済ませ、来たる時に備えていた。

    「もしかしたら地球は滅びないかもしれないし、洗濯物を干してくれない?」

    泥酔しているテルオの父とは正反対に、テルオの母はそう語りかける。

    『もしかしたら』。

    だが、テルオはリョウコと話したいと家を出ていく。

    テルオは最期の時こそリョウコに想いを伝えようとするが……。


    世界終焉の日。

    投げやりになっていた人類の間で紡がれる小さな恋の唄。

    この想いに、名前はないかもしれない。

    最期の時でも、恋を楽しんでいったっていいじゃないか。

    • 2025年10月29日 10:23