ナンチャッテ創作論

船越麻央

創作論モドキ

 皆さんこんにちは。いつもお世話になっております。御用とお急ぎでない方はちょっとお寄りください。タイトルの通りこれはナンチャッテ創作論です。あまり参考にならないかもしれませんが、私に三分だけ時間をください。


 さて。何かモノを書く時。どんな事を考えますか? ジャンルが決まったらまずプロットを立てて、キャラクターを設定して。それから……。


 でもその前に考える事があります。これは私だけかもしれませんが、三つの基本があります。それはですね、シンプルに下記の三点です。


 ・パワー

 ・スピード

 ・キレ


 まずパワーですね。これはタイトルやキャッチコピーを決めたら、その持つイメージ、それに何か強烈なパンチ力があるかです。これを考えるのはなかなか大変で、いつも苦労しますね。あーでもない、こーでもないと悩みます。

 どーしても決まらない時は、いったん別のことをやっていると、ひらめく場合があります。すぐにメモしないと忘れてしまうのが難点です。ただ、最初に思いついたのが結局良かったというのが一番多いです。


 次にスピード。これは書き始めてからの問題です。ストーリー展開のテンポ。特にラブコメは軽快さが好まれると思います。壮大さや重厚さが求められるジャンルでもある程度展開にスピードが必要ではないでしょうか。あくまでも個人的な意見ですけど。なんと言ってもタイパが尊重されるご時世ですから。


 さて、最後キレですか。文章の持つキレ。よく野球ではキレのいい変化球と表現されますよね。文章でも伸びのある速球、キレのいい変化球があると思います。ちょっと抽象的ですが、要は短編だったら最後のオチ、読者が呆然と見送って三振するようなキレ。長編だったら各エピソードのラスト一行、続きを読みたいと思わせる。

 短編・長編いずれにしても、伸びのある速球で押して最後はキレのいい変化球でしめる。わたしの理想です。


 読んで面白い作品は、パワー・スピード・キレ、どれを取っても一級品だと思います。皆さんはどう思われますか。


 蛇足ですが、長編を書けるスタミナがあるといいですね。残念ながらわたしには十万字も書くスタミナはありません。短距離走(短編)専門でマラソンは走れません。どちらも走れる人、羨ましいです。スタミナをつけていつかマラソンに挑戦したいものです。


 ということで、そろそろ三分たちましたでしょうか。具体性に欠ける駄文とお思いですよね。まあ創作論モドキ、ナンチャッテ創作論ですから。


 それでは、今後ともよろしくお願いいたします。


 了

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