愛することができる
古 散太
愛することができる
輝いていた日々を振り返る
沈んでいく太陽を見つめる
知らずに独り言を繰り返す
心の中では苦みがぶり返す
記憶の中なら今でも輝いて
ちやほやされては浮ついて
ゴキゲンな時間を過ごして
そんな記憶も今はかすんで
時はどこまでも冷ややかに
くたびれた人々をあざ笑い
輝く記憶を遠くへ追い払い
今ではどこかはるか彼方に
もがき続けた人生の果ては
ただいつまでも待ち続けた
輝きなんて脆くもくずれた
あの頃の輝きなんて忘れた
幸せが何か知らなかったと
すこし時間はかかったけど
気づいた人がここにいるよ
愛することができる幸せを
抱きしめて生きていけると
気づいた僕がここにいるよ
愛することができる 古 散太 @santafull
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