失敗が恐ろしい。拒まれること、傷つくことが怖い。
心に重くのしかかるプレッシャーが、救いへの憧れをかき立てる。
けれど、その憧れはいつまでも形にならない。
長い長い待ち時間のなかで、私は現実に何度も傷つけられた。
だから、気づいてしまったのかもしれない。
この憧れが、実は恐ろしいものだと。
憧れへと続くかいだんは、登るものなのか、それとも下りるものなのか。
未知の彼方は、希望なのか、それとも深淵なのか。
私は知らない。
ただ、どんな選択をしようとも、
未知はやはり未知のままだとしか。
心のなかの、救いへの憧れだけが、決して消えることがないから。