原罪
宗教とは、過去を覗くためのツールだ。
ゆえに、それは不変であり、また普遍であろうとする。それはすなわち歴史そのものでもある。
成長せず、幾度も改悪される定めにあるもの。
民衆に安寧を齎し、世界に闘争を齎す。人の進歩にとっては過去の遺物であり、現代の異物でもある。
罪を盲目にし、災禍の芽と化す。
宗教とは、原罪なり。
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