静かな物語の始まりを思わせる掌編。満足度が高い作品です!
しがない物書きを目指しています。
短い中に丁寧に織り込まれた、情景の描写が、読者を作品の中へ誘ってくれます。こんなお店でゆっくり読書をしてみたい、そう思わせてくれる。連載の動な表現と違う、静の表現も際立ったものがあるのだなと、…続きを読む
共感覚という不思議な力を持つ自分を現代の魔女と自称する心の内に、少し自傷も感じる導入。そこから珈琲の香りに包まれるように作品の世界へと入り込んでいた。控えめな能力と、男性客とのささやかなエピソード…続きを読む
ガツンとフレンチローストを頼むお客様。深煎りを求めるからには何かわけありなのでは?コーヒー通ならアンテナに響くチョイス。声の色が心理描写となって作品に彩りを添える逸品。あなたは、ボール・ドゥ…続きを読む
この感覚に名前があることを知らない思春期のころ、私は音楽を聴くときに色を感じることがありました。本作はその記憶を呼び覚ましてくれました。人の心が色として見えるという、音楽よりもさらに身近なもの…続きを読む
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