腐ったチョコバー

カモノタチ

第零話:プロローグ

 この世界に、ある一人の人間が生まれた。その人間は、人類で初めて能力アビリティが使えた。ラノベでしか見たことのないその力に世の中の人は、その人間を神として崇めた。



 やがて数年が経ち、他の者にも能力アビリティが宿った。その数年後には、人類のほぼ二割が能力アビリティを持つようになった。またその数年後には、能力アビリティを持っているのが普通になった。そして、強い能力アビリティを持っている者が、権力者を持つようになった。能力アビリティ普通ノーマル希少レア天才ジーニス究極アルティメットの四つの階級で分けられた。



 これは、そんな混沌に生まれた二人の自尊心をかけて闘う物語だ。

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