学園もの最強説を検証
●学園もの最強説
10万文字の長編を書くに当たって、ジャンルで考えるとやはり学園ものは強い気がする。
10万と言わず、30万40万、人によっては100万文字だって目指せるかもしれない。
ただ、コンテストに出すのであれば加減しようね。
●学校は日本人だいたい通う
まず、学園ものの舞台、学校は日本人ならだいたい通う。
日本には義務教育があり、大抵の日本人は子供の頃に小中学校には最低限通う。
つまり、学校という舞台に関する共通認識がある。
職業ものと比べてもアドバンテージがある。
ちなみに中学生・高校生の主人公が多いが、大学生になるとぐっと少なくなる。
これは高校卒業時点で大学に進学するか高卒で就職するかの境目になるからだと思われる。
大学は小中高と比べ、授業の単位などの仕組みが独特なので馴染みがないのも大きい。
●学校はイベントの宝庫
何より、学校には年中行事が目白押し。
1年間の中でも数多くのイベントを学校内外問わず経験できる。
中には学校が直接関与しないイベントもあるが(バレンタインとか)学生ならではである。
これが高校なら3年間繰り返せるため、手を変え品を変え味変すればかなりのイベント数が稼げる。
余談であるが、あなたが学生さんなら今のうちにたくさん学生としての経験を積んでほしい。
大人になってから学生に戻るのは難しい。学生を経験するのも一種の取材である。
●学校を舞台に据えて、様々なジャンルと絡めやすい
学園ものと一言で言っても、他のジャンルが絡んでることも多い。
ファンタジーなら魔法学園、ホラーなら学校の怪談、ミステリーだってSFだってお手の物。
この汎用性の高さこそが学園もの最強説の一角をなしている。
●10万文字書くなら……
もし私が学園もので10万文字書くなら、やはり年中行事や学校内外のイベントを絡めつつ、恋愛要素も取り入れたい。
恋愛もまた、あらゆるジャンルと相性がいい。
おまけに学校が休みの日はデートをすることができるのは大きい。
学生の甘酸っぱい恋を書きつつ、学園生活を満喫する3年間。
ちなみに現在進行形で書いているのは魔法学園の悪役令嬢が学園の落ちこぼれに懐かれる百合である。
10万文字も何書けばいいんだよって私のためのメモ 永久保セツナ @0922
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