転生したので何かを成し得るために頑張ってみます!
ヤスコウ
第1話「神様との邂逅」
僕は、死んだ。
死んだ原因は交通事故だ。信号無視した車に跳ねられ一発だ。
人間死ぬ時は呆気ないものなんだなと思いながら意識が落ちていくのを感じる。
――本当にここで死んでいいのか
僕は何もなしえてないじゃないか!
こんな所で死ぬなんて、未練しか残らない!
くそ!誰か助けて…!
かといって何もできるはずもなく、意識は遠のいていく……
「……はっ!」
気がつくと真っ白な空間にいた。
「あれ?僕は死んじゃはずじゃ…それにここはどこだ?」
辺りを見渡しても白い空間が広がってるだけだった。
状況も分からずあたふたしていると目の前が急に光り始めた。
「まぶしっ…」
光が収まるのを待ち恐る恐る目を開けてみると、そこには知らない人が居た。
「ようこそ神の間へ」
知らない人はそう笑顔で言った。
「神の間…とは?」
何が起きてるのか分からず疑問に思ったことをそのまま聞いてみる。
「そのままの意味だ。神が居る場所、それが神の間だ」
そのまますぎて少し呆然としてしまった。
はっと我に返り
「と、と言うことはあなたは神様ですか?」
と聞いてみると、
「いかにも!」
と男性か女性かも分からない中性的な見た目をしたその人…ではなかった、その神はドヤ顔で答えた。
「君は目の前に神様がいるってのに妙に落ち着いてるね」
そう言われても現実味がないのだから反応のしょうがない
「現実味がない…ね」
「?!」
僕口に出してたかな?!
「私は心の中を読むことも出来るからね、君が考えてる事はマルっとお見通しだよ!」
とまたもやドヤ顔で答える。
「僕がここにいるってことはやはり死んだんですね」
「あぁその通りさ、君は死んだ」
こうハッキリと言葉にされるとくるものがある。
「もしかして死んだ人達はみんなここに来るんですか?」
少し落ち着いてきたから気になることを聞いてみることにした。
「いや、そんなことは無いよ」
「ここに来たのは君が初めてさ」
僕が来たのが初めて?ならどうして僕はここに来たんだ?
「それは多分君の母親が元異世界人だからだね」
「異世界人?!」
思いもよらない言葉に動揺してしまう。
「待ってくれ、そもそも異世界なんてあるのか?僕の母親が元異世界人ってなんだ!」
「まぁまぁ落ち着いて、順番に説明していくから」
神様はそう言うとなんて事ない顔で
「異世界はあるさ」
とさらっと言ってしまう。
さらに続けて
「君の母親は異世界から転生し生まれ変わって君のいる地球に来た元異世界人なのさ」
僕的には異世界があるってだけで驚きなのに、自分の母親がその元異世界の人だってことにも驚きだ。
「そういえば自己紹介がまだだったね」
僕が頭の中で整理してる最中に神様はそう言った。
「私は転生神のミア、よろしくね」
「僕は…」
「あ、いいよいいよ君のことは知ってるからね」
と途中で遮られてしまった。
「と、そろそろ本題へ行こうか」
神様もといミアが真面目な顔でそう言い放った。
「本題?」
不思議そうに聞いてみると、
「君、異世界に転生する気はあるかい?」
―――――――――――――――――――――――
最後まで読んでくださりありがとうございます!
初心者なので読みにくかったかもしれませんが、もし問題点などあればご指摘して下さるとありがたいです!
それと見切り発車でスタートしたので不定期であげていこうと思っています!
気長に待っていただけると嬉しいです!
それでは、良いカクヨムライフを!!
転生したので何かを成し得るために頑張ってみます! ヤスコウ @yasukou0609
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