あとがき

この物語が生まれたのは、本当に、ほんの些細な偶然からでした。


 本日、2025年10月24日の14:09。


積み上がったタスクに追われ、コーヒーで無理やり脳を覚醒させていた、

そんな仕事の合間のことです。


小休止で開いた「カクヨム」に届いた一通の通知が、私の目に留まりました。


それは、祐里様が企画された「ふんどし」をテーマにした自主企画の記事でした。

https://kakuyomu.jp/users/yukie_miumiu/news/822139838095725359


そして、自主企画を確認。

https://kakuyomu.jp/user_events/822139836582809275


 「ふんどし……?」


その、あまりにも日常からかけ離れた四文字が、

なぜか疲弊した頭に妙な音で響きました。


 インスピレーションが……。

 思いついてしまった!


いつもの悪いくせ。


   * * *


気づけば私は、開いていた仕事のファイルをそっと最小化し、

真っ白なページを立ち上げていました。


 そう、仕事を、完全に放り出して。


最初はほんの出来心だったのです。

それが、拓也の焦りに引きずられ、

源治の不器用な背中を追いかけているうちに、もう止まれなくなっていました。


そして、物語を書き終え、ふぅ、と一つ息をつく。


じんわりと目頭が熱くなるような、心地よい疲労感。

我ながら、いい話が書けたかもしれない。

そんなささやかな達成感に浸りながら、

ふとパソコンの右下の時計に目をやった瞬間、私は固まりました。


 時刻は、すでに19時を回っている!


プロットを構築し、終わるまでずっと書き続け、一気に書ききり、

ほぼそのまま投稿して……、本当に、時間を忘れてました。(笑)


気が付けば、7000字ほどの物語。


タイピングは得意な方で、10分で1000~1500字くらいなのですが、

物語を書くとなると、やはり時間はかかります。


   * * *


残っている仕事を考えると、

遠くから、刻一刻と迫りくる締め切りの足音が、はっきりと聞こえてくるようです。


物語の余韻で温かいはずの胸が……。

血の気を引くほどの事実を目の当たりにし、サーッと青ざめていく。


さて、私も拓也のように、ここから全力で走らなければなりません。


 幸い今日は金曜日。

 残りの仕事もあとわずか。


物語の結末は、まぁ、ハッピーエンドでしたが、私の結末は……。


最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

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藍の結び目 munagotonosora @munagotonosora

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