鑑真

ゴミ

第1話

私たちは海岸でバーベキューをしていた、良夫が海を指して言った


「あれは何だ?」


見ると海の中から坊主頭が上がってきた、顔は青白く足取りは力強かった

田井中はその男に近づいて声をかけた


「もしやあなたは鑑真和上ではありませんか?」


男はやけにネットリとしたメカニカルな声で答えた


「Yes I am Ganjin」

はい、私は鑑真です


「We reach Japan mainland in 753 anno Domini Now」

我々は紀元753年、すなわち今、日本に到達した


鑑真の後ろから次々と男たちが上がってきた

何れも坊主頭で肌は青白く袈裟を着て数珠を手にしていた


「We are Bouzu,You will be assimilated!」

我々は仏教徒だ、君たちを同化する!


こうしてみんな仏教徒になった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

鑑真 ゴミ @bG683493553569877026

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ