3話

 絶望する毎日。

 オーラが使えることに喜び、意外と実用性があったときの嬉しさを感じていた日々がアホらしい。初対面の人でも次々離れていく。もちろん話しかけてもらえない。


 久しぶりにバ先へ向かう。しかし、お客さんもちろん他の先輩後輩なども反応がない。

     

 もうバイトも十分だ、と思っていた。すると、誰かからの視線が俺に突き刺さる。


「俺が、もう一人…?」


 何度も何度も目を疑う。意味がないのははじめから分かっていた。そしてそれは紛れもなくちゃんとしただった。もう一人の俺が店長から呼ばれると、ニコニコしながら去っていった。

 もう一人の俺は他の同僚とも先輩とも仲良く行っており、なんだか楽しげな雰囲気だった。しかし、妙に変だ。俺の視界に入っており、俺と目があっているのに体が光らない。


するといきなり俺が近づいてきた。俺の手を引くと、俺がだんだん消えていく。


「俺は、存在しないもの…?」


もう一人の俺が口を開く。


「そうさ。俺の所有権は俺が持っている」


ちょっと何言ってるかわかんない。本物じゃないのか?俺が?

もう一人の俺は一つ、特殊な能力オ ー ラを持っていたのであった。

俺の能力の上位互換。意図した相手にのみこの世から消えさせる能力だった。

その能力は暴走するはずもなく、意図した相手本物だと思っていた俺をこの世から消滅させるのであった。










ちょっとあっけなく終わってしまいました…。

初めての作品を最後まで見ていただきありがとうございました!正直うまくいかないと思っていましたが、フォロワーさんも少しは増え、いい始まりだったかなと思います。次はもっと面白いのが浮かんでいるので、楽しみにしていてください!






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