カクヨムに登録して二週間経って思うこと

AKTY

カクヨムに登録して二週間経って思うこと

 カクヨムに登録して二週間が経過した。

 はじめは自分が戯れに書いてみたものを、どこか人目に触れるところに置いておきたいという思いだけだった。AIくんにあれこれやり方を尋ねながら、どうにかこうにか手続きを済ませ、初めて書いた小説を投稿した。

 当初の目的はこれで達成されたのだった。だけどしばらくするとちらほらと小説への反応が返ってくる。応援のいいねや作品・作者のフォローの通知が来る。私はそのいちいちに大変励まされ、次の創作へと向かう後押しをされたように感じた。それで実際なかなかのテンポでアイデアを形にしていくことができたのだ。

 こんな始めたばかりのおじさんを発見してくれて、背中を押してくれた人は一体どのような人たちだろうかと気になるのは当然である。私は日々の隙間の時間を利用して、その人たちのページを訪れていった。そこにはさまざまなジャンル、さまざまな種類の個性的な作品たちが存在していた。そしてそれらは私を魅了していったのだ。今ではカクヨムにある作品を読むことにもけっこうな時間の比重を置くようになった。

 玉石混交と言うならその通りであろう。しかしこの玉は多くの読者の目にさらされよく磨かれているし、石はこれから磨かれて玉になろうという意志を持った原石である。まだ道半ばであっても他人の目から逃げずに己を成長させようとする覚悟を持った強い石なのだ。私はそれらに出会うことで年甲斐もなく大いに刺激を受けている。

 活字離れの危機は私がまだ子どもの頃にすら叫ばれていたように記憶しているが、カクヨムを見渡すと現在の活字状況はそう捨てたものでもないなあと感じられる。書くことと読むこと、その両輪を回し、活発に交流する人々がここにはこんなにたくさんいるのだ。未来は明るいのではと楽観的な希望までわいてくる。

 私は今後もどんどんカクヨムを活用して楽しんでやろうと考えている。残念ながら時間は有限なので、反応いただいたものから手を伸ばし、枝葉を接いでいくという形でしかできないが、なるべく多くの作品や作者に触れていこうと思う。その際には減るもんじゃなしガンガンいったれというスタンスで、いいねやコメントなど、足跡をつけて回るつもりだ。突然馴れ馴れしいおじさんがやってきてもご容赦いただきたい。


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