桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?って読んだ

 

昆虫食ってどう思います?

私はちょっと無理です、どうもネイサンです。



世の中にはグルメ漫画が増えましたよね。

私の子供の頃ですと、美味しんぼとか、鉄鍋のジャンなんかがありましたか。


他にも色々あったのでしょうけど、あまり目には入っていませんでした。



私は何時の頃からか料理をするようになり、それから料理系の書籍を良く読むようになりまして。



料理本も勿論ですし、クックパッド先生にもお世話になっていますが、料理漫画というのも馬鹿に出来ない程、料理の知識を深めてくれると思います。


料理漫画の場合、調理がメインと言うより、その背後関係とも言うべき文化にも焦点が当たっていますので、楽しみやすいというのあるのですよね。



和食・日本文化なら『おせん』がピカイチだと思いますし、その作品もそう遠くないうちにオススメする予定ですけども、今回はこちら、


『桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?』


にしてみました。


どんな漫画かと言いますと、


学校一と言われる美人女子高生(雑食系女子)が、昔からのご近所さんの高校教師(生物教師)を巻き込んでゲテモノを食べる、という漫画です。


ゲテモノを、雑食系女子(と仲間達)が食べる漫画です。

大事なことなので二回言いました。

あくまでも『食品』ですので、その点はご安心くださいね。


ラブコメ要素はありません。多分。多少はあるかも。


雑食系女子高生こと桐谷さんは、そういった食物(?)に並々ならぬ熱量を持っていまして、それに高校教師が保護者として付き合わされるといったテイストで進む作品ですね。


出てくる食材は、鯨などのライトなものから、蛇とか。鴉とか。

まあジビエ系です。あ、イノシシの睾丸もそれに含みますよね?


その次に、バロット(意外と周りで食べた人はいる)とかの、世界各地の珍味とか。

日本各地の珍しい食材も出ます、佐賀の有明海に生息するエイリアンみたいな魚、ワラスボとか。


ああ、あと日本各地にあるヘビ園などの施設も紹介されています。

(その横の食堂?で食べられるそうです、ヘビを。むしろ話的にそちらがメイン)



あとは・・・昆虫食ですね。

無論、日本にも昆虫食の文化がある地域はあります。長野とか。

ですので、長野の名産(?)として出てきたりします。



ただまあ・・・実験的な、海外で食べられてるから食べてみよう!みたいなのもちょこちょこありましてねぇ。

アルコールを含む果物(合法)とか、麻薬のようにトリップする蜂蜜(合法)とか。


これ、嘘ではなく、実際にある食材です。トリコの世界の話ではありません。


合法とは言いましても、色々と縛りはありますので、これだけを見て食べるなどはよしてくださいね。

桐谷さんで学んでからにしてください。



そんな作品ですが、その作者である『ぽんとごたんだ先生』は、作中に出てくるモノは実食されているそうなんですよね。

家族の迷惑たるや、と思わんでもありませんが。


綺麗事じゃないよね、そういう食べ物の感想って。


この漫画のキャラの感想はリアルだぜ?


作者が実食されているが故、生々しい反応・感想がキャラから出てきます。

それが、とんでもない説得力を持たせています。


更にはゲテモノ大好きな主人公と、そうでもない付き合いで食う教師(段々と麻痺していく)。

そして、様々なジャンルに秀でた友人達。

みんな感想や感覚が違うのも面白さのポイントかと。


彼等彼女らの織り成す美食(見方によっては)のハーモニーを是非ご覧下さい。



ちなみに、私が読んでいて一番しんどそうな食材は『タガメ』と『クサガメ』でした。

あと、やっぱ幾ら美味くてもワーム系はしんどいて。

こちらからは以上です。

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