第2話転生?
真っ暗な視界からぼんやり明るくなってくる。
隼人は眠ってたのか、頭がまだ覚めない。
今日は休みだし、もう一眠りしようかと意識を手放そうとし時だった。
見知らぬ声が頭に響いてきた。
「お休みの所すみませんが、お伝えしたい事があるのですが。。。」
人間の発音ではないし、頭に直接響く声に意識が向いた。
(声が出ない。。〕
「そうですね。本当の深い永遠の眠りにつかれようとしていますし、生命活動はほぼ不可能な状態ですから声はもちろん出せません。」
(永遠の眠り?要は死ぬと言う事〕
「はい。死にます。ただ今の世界の生が終わるだけなのでまた別の世界で誕生します。」
(そうなんですか。分かりました〕
。。。。。。。
「え?分かったんですか?いやいやなんか質問あるでしょ。なんで死ぬのかとか、これからどうなるのかとか、貴方受け入れるの凄すぎない?」
(うーん。なんか特別にされるのも気持ち悪いし、他の人もみんなこんな感じて転生するって事ですよね?〕
「いやいや、全ての方が対象と言うわけではありません。犯罪者って言うか、周りに迷惑をかけまくる人は死んだら思いっきりキツイ世界へ飛ばしますよ。」
(それで、僕はどうしたら良いのでしょうか?実際全く今動けないし、ほぼ生命活動出来ないって貴方が言ったような。〕
「まさかのあなたの提案受けますよ系?」
(いや、希望がないとは言いませんが、新たな世界では健康に暮らしたいですね。寿命を全うする形ですね。〕
「寿命ね。わかったわ。事故とかはあるでしょうけど、なるべく寿命を全う出来るように加護を付けておきます。」
(加護は誰の加護ですか?神様?〕
「当たり前でしょ。こんな事今聞くの?って感じなんだけど。拍子抜けするわね。あ、せっかくだからお願い聞いて欲しい。あなたの希望とも少し合うと思うんですが、今度の世界は混沌としてるから困った友達は助けてあげてね。」
(ま、それは普通のような、当たり前と言うか、分かりました。〕
「魔物とか戦争とか色々あるけど気をつけてね。
あ、やばい、話混んでてあなたの生命が転生が始まってる、あー、記憶を消す時間が無くなって、ごめん!。。。」
(締まらない飲み会より酷くない?コレ〕
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます