第17話 愛の論理とブラコンの決着、深雪、最強の味方へ
首相官邸の一室。
「ごきげんよう、
**彼女の言葉には、極めて洗練された敬語の裏に、鋭利な
「おや、
「言い訳でございます。結局、あなた様の行動原理は、『個人的な愛と、そのトラウマ』に過ぎない。そのような非論理的な感情で、国政を動かす資格はありません」
「その通りだ」
「僕の行動原理は、僕が愛する
「君の論理は、その『調和の論理』というシステムが作った。だが、君の愛する兄も、僕の『狂気の未来』に賭けた。
(わたくしの計算では、その非論理的な感情が、最も予測不能で、最も高い「運命の成功率」を示している…!愛が、論理に勝つなど…!)
「……論理的に、破綻しておりますわ」
「…ありがとうございます、
その「
**彼女の白い頬は、自らの論理が敗北したことと、その敗北を認めた言葉の響きに、僅かに
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます