オリジン・シード

草間

巨大遺跡構造体”メガコフィン・ストラクチャー”

第一章登場人物紹介、用語等


 第一章時点での登場人物を一部紹介しておく。飛ばしてオッケーです。


重要事項は「女性身長に関してはヒール等履物の丈を含まない」「女性みんな大きい」の2点だけ。


●南部健吾(ナンブ・ケンゴ)

年齢:30代後半(21世紀当時)

性別:男性

身長:175cm

体重:60kg(一章時点では病人のような瘦せ身)

国籍:日本

職業:不明

性格:頼まれたら断れないタイプ。優柔不断ではない。


21世紀に地球外生命体に誘拐され34世紀に目覚めることになった男。

寝て起きたら宇宙超常存在であり銀河連邦宇宙ではザ・マスターの後継者である再生者リマスターにされていた。

自意識ではいきなり超すごい力や文明の資格を得たと言われているもので、困惑し恐怖している。


一方でその力に求められることの重要さを感じているため、他者から向けられる理想と自分という凡人という現実の板挟みに苦しむ。

21世紀の感性でよっぽど嫌なことでもない限り大体頼まれると引き受ける性格なもので彼女らにとってだいぶ都合がいい。


自分が何故こうなってしまったか、を知るために宇宙超常存在の遺産を巡り継承していくことを決める。その道中や過程はたまた結果に宇宙怪獣の襲来により破壊された地球の再生や他の恒星系再生があるとしている。



●アンジェラ


年齢:24歳

性別:女性

身長:190cm程度

体重:これより不記載

国籍:惑星アレクサンドリア

職業:帝国宇宙海軍兵士→有志連合軍兵士、タイタン適合者

性格:言わないでいいことは言わないタイプ。多少強引なことがある。


地球帝国で製造されている生体サイボーグ兵士。想定年数廃棄前に自主引退し有志連合に参加、単独の兵士としても優秀であるため再生者確保の単独ため巨大構造体に乗り込む。数少ない特殊技能専門家の一人。

軍事用生体パーツである兵士達の存在について悩んでおり、その在り方の改善のため再生者を求める。

言わなければならないことは言うが、言ったことで深刻にされるようなことはあまり言わない方。考えているから言葉にしないタイプ。


●ソニア


年齢:22歳

性別:女性

身長:210cm

体重:空欄

国籍:銀河教導院大聖堂

職業:騎士

性格:思い込みが激しい方。黙って好き勝手やるタイプ。


地球人類種でありながら銀河連邦内でも巨大な宗教組織である銀河教導院に籍を置くため、価値観は銀河教導院寄り。女性の修道騎士とかそういう。世俗でもある銀河連邦や地球帝国に対してあまりいい感情を持っていないため、それらを正す存在として再生者を求める。一方で人間的には子供のような俗っぽい価値観があり、困っていることは再生者(救世主)に全部何とかしてほしいとか極端なことを考えるタイプである。


●ネロ


年齢:24歳

性別:女性

身長:180cm

体重:空欄

国籍:惑星アレクサンドリア

職業:宇宙航空自由遊撃部隊→アレクサンドリア執政官補

性格:職務というより職責に対して強い責任感があるタイプ


惑星アレクサンドリアの統治機構執政官補。政治的に一番偉い人の補佐官。政治機構の見解等発信する人間、会見開く方。有志連合が組まれた際に政治的サポートと航空管制官としてアークⅣに同乗する。銀河連邦の政治都合から陥っている地球人類種のと閉塞感を強く感じており、その打開のため再生者を求めた。政情に対しては細かく対応するものの、再生者の男については都合よく乗せているのは承知しつつ合意の上だし悪い結果にならないからいいだろと緩く考えている。


●プリム


年齢:不詳

性別:女性モデル

身長:30cm四方

体重:不明

国籍:不明

職業:再生者の補佐、ザ・マスターの使徒

性格:再生者第一


ナンブが眠っていた巨大遺跡構造体の管理者。巨大遺跡構造体について知らないナンブに対して様々な提案をしてくれるが、合意があるだろうものとして勝手に進めるタイプ。彼女にとって他の生物はあまり重要ではない上に、ザ・マスターが創世した宇宙の生命でありながら混沌と腐敗と怠惰を緩やかに続ける銀河連邦社会に対してはよく思っていない。それは地球人類にも対してではあるが、アンジェラ達にはナンブの扱いという一点で合意が取れているので協力的。


■銀河連邦議会


●オルファリウス議員


年齢:60代

性別:男性

身長:240cm

体重:不明

国籍:旧第七恒星系惑星団

職業:銀河連邦議会議員

性格:穏やか


非母星保有国家団の代表も務める議員。彼らは滅びた自分達の恒星系の復活のため再生者を求めた。再生者が目覚めたことで現在の内外共に閉塞した銀河連邦の状況を打開するため動く。議会の大半を牛耳る巨大な敵対派閥が存在するので、再生者をそれらに対しての特殊な免状としたい。

外見は地球昆虫であるナナフシのような姿、しかし艶のある肌色でキリっとしたソリッドな外見をしている。



■海賊ギルド


●”コレクター”デリガット・バフム


年齢:不明

性別:不明

身長:3m

体重:不明

国籍:なし

職業:海賊ギルド密輸部門幹部

性格:コレクター気質


宇宙の犯罪シンジケートである海賊ギルドの密輸部門幹部。デカく膨れ上がったイモムシのようなワル。宇宙の珍妙な生物をコレクションしていく過程で密輸部門の幹部になった。取り扱うのは禁輸措置がされている動植物。地球原種の珍しい人間、それも男である再生者が目覚めたということで大金をつぎ込み兵隊を集めて遺跡に乗り込んで来た。お供にヒステリックな通訳ドロイドがいる。



★用語の簡単な解説



●銀河連邦


地球から見て別の遥かに遠い宇宙の存在。銀河に散らばる惑星国家のあつまり。連邦制度であり議会制。よほどのことがない限り他惑星国家に干渉はしない。


●地球帝国


21世紀にうけた宇宙怪獣の襲来でベコボコにされた地球を脱出した先に出来た地球人類の国家。ザ・マスターのお言葉もあって銀河連邦に救出されたため、それを理由に様々な特権が与えられている。その特権を利用して銀河連邦所属国家から軍事や植民政策のアウトソーシング先にされていることもあり巨大な軍事帝国化している。


●宇宙海賊ギルド

通称ギルド。宇宙のワルたち犯罪シンジケート。


●巨大遺跡構造体


ザ・マスターの遺産。ナンブが眠っていた場所。地球にあった原種のデータバンク、保管庫ともなっている。超技術で構成されているため34世紀の技術であっても破壊することは難しいが、宇宙怪獣との戦いはその限りではない。プリムは1000年ほど暇だったので試験栽培や加工食品の再現や発展研究をしていた。こうした遺跡が銀河連邦のある宇宙にいくつもあり、それらを密かに研究している勢力や国家は多い。


●宇宙怪獣


概ね55mぐらいある謎の宇宙生物。地球は21世紀にこの大群に襲われて破滅した。現在でも大群ではないものの、散発的な遭遇が確認されている。


●タイタン


宇宙怪獣との戦いのため、地球人類が開発したもの。また与えられた権利。巨人の体になり宇宙怪獣とのスケールを合わせることで戦いをイーブンに持ち込もうとした。機械的な存在ではあるが、生体サイボーグが融合する形となっている。第二の体。

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